株修羅戦記・今週の振り返り【6.10~14】

株修羅戦記・今週の振り返り【6.10~14】

一週間のまとめと反省を残そうということで、今回から「今週の振り返り」記事を書いて行きます。このところ、トランプツイートなどに過敏に反応する厳しいセンチメント相場が続いているので、振り返りが重要と感じた次第。

6月10日(月)▲¥144,000

前週末の米国市場の大幅高を受けて、大幅GUでスタートした日本市場だったが、前週金曜に負けてかなり気持ちが萎えていたこともあり、ポジションを持ちこさなかった。

しかし前場で空売りした含み益を抱えて後場へ。しかし、後場にほぼ担がれまくって避難にあたふた。GUスタートしたことでまったく方向感がつかめず、さらに、後場担がれて売り直し。含み損を抱えたまま持ち越した。

この日、「金融政策の変わり目が相場の変わり目」という師匠の言葉を思い出した。

6月11日(火)△¥90,000

前場は持ち越し5銘柄のうち6954ファナックだけが需給が崩れてくれてそこそこの利食いができたことで助けられた。本来ならば、かなりの火傷を負っていたはずなので、本当にラッキーだった。

しかし昼の間、買い転換しようか散々迷った挙句に、小型株1銘柄を買ったところで嫌になって買い中止。昨日やられてるし、再度売り建てに分があると判断。

売り建てに集中した後場だった。

相変わらずトランプ大統領が中国を脅しに掛っていたが、材料にはなるまいと思った。

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6月12日(水)△¥3,740,000

前夜米国市場が利食いになり、円高も進行したことで日経平均CFDは大きめにGDで返ってきた。ようやく、と言う感じで、前場ソフトバンクとソニーで大きめな利食いができた。同時に、寄りから売り向かったアドバンテストやトヨタ、そして回転でセカンダリーを建てた、ソフトバンク、村田を抱えて後場へ。

材料になるまいと思った中国へのプレッシャーが再び米中懸念を市場にもたらした格好。利下げ期待もいいけれど、本筋はこっちだろうと思って強気押した。

後場になっても強気のままさらに売り玉を追加して勝負に出た格好。日経平均の戻りは一杯の可能性もという荒野浩氏の解説も参考にした。

もうどうなっても売るしかないという特攻精神(苦笑)令和で最も大きな建て玉を敢行して勝負の持ち越し。

6月13日(木)△¥6,640,000

結果的には大きく利食いができた前場になったわけだが、半導体と電子部品を集中的に売り建てたことが勝因だったと思う。寄り前だったか、4~6月期の大企業景況感が内閣府から発表され、これが大幅に悪化したことでかなりの売り物が出る展開。ソニーには担がれたものの、他銘柄は軒並み大きくギャップが出て望外な勝ちを拾った。

なおも調子に乗ってリバウンドで売れるものは売って後場へ。

10日、11日と日経平均の戻りは「空売り比率の低下以外にない」という荒野節がドンピシャ当たった格好で40.6%、41.7%と低下しての戻りだったわけだが、結果的に12日46.8%、そしてこの日は48%と市場最高水準になってる。

引け後にこの数字を見てニンマリだった(売りタイミングドンピシャだったんだね)。

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6月14日(金)△¥190,000

今週は香港デモがエスカレートし、負傷者が出る衝突となったり、安倍首相のイラン訪問にタイミングを合わせるかのようにタンカーが被弾したりと、一気に地政学的なリスクが噴出した。にもかかわらず、株式市場はほとんど反応していない。

香港デモは、明らかにデモの指導者と米国のポンペイオ国務長官の会談が行われたという記事が出ていたわけで、CIAの工作が行われていると思って間違いない。

またタンカー被弾については、イラン政府は否定するだろうけど、革命防衛軍の指示で行われたことは明白であって、安倍首相のイラン訪問は何の意味もなかったということだ。この件についてトランプ大統領も対話は時期尚早と言い放っている。

つまりは完全に安倍首相の勇み足、一人相撲だったことになる。

そうした背景から、この週末はまだ売れると言う判断をした。

銘柄を広げずに、ネガティブファクターが浮上した時のことを考えての売り建て。

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一週間の総括(+¥10,516,000)

12日、13日に大きく取れたのは、需給の変わり目でのタイミングがドンピシャだったことに尽きる。戻り相場であっても必ず利食いされるだろうし、その意味では日経平均¥21,500が戻りの目途だった。

結果的に¥21,200台で売られたのは地合いの変化と言うことに尽きるんで、それは予想できるファクターではない。ただし、いつまでも利下げ期待相場で上昇というのも無理があるし、今回は勇み足がたまたまズバリあたったという偶然に助けられた。

さらに、週末持ち越したわけだが、自分なりに納得しているポジションなので担がれても悔いはない。

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