今日は「日銀会合は無風通過。FOMCが無事に通過すれば、堅調な相場が続く思います」というお題で書きたいと思います。
2025年1月11日(土曜日)に、サンワード証券さんのセミナーで講師を務めました。
セミナーを、ご視聴いただき、ありがとうございました。
https://www.sunward-t.co.jp/seminar/2025/01/11_2/
セミナーでは、1時間の尺をもらっていたのですが、ほぼ時間通りにできました。
最終的に146名の方がセミナーを申し込まれたとのことです。
サンワード証券さんは、新宿の東京オペラシティタワーの43階にあるのですが、見晴らしが素晴らしい!
それから、昨日(3/19)は、メールマガジン臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年3月19日を配信しました。
臨時増刊号【ブレイクアウト手法で買った銘柄】2025年3月19日










いつもご紹介いただきありがとうございます。
今後も、良い銘柄を見つけていきたいと思います。
もし、メールマガジンに、ご興味がありましたら、ご購読いただきますよう、お願い申し上げます。
さて、昨日の日経平均は93円安と4日ぶりに反落し、終値は3万7751円になりました。また、TOPIXは12.40ポイント高と6日続伸し、2795.96ポイントとなりました。
昨日の東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がりが1066銘柄、値下がりが507銘柄、変わらずが64銘柄で、買い優勢の展開でした。
昨日は、経済の不透明感やハイテク株を中心とした手仕舞い売り、さらにFOMC結果を控えた調整売りで、米株式市場はNYダウ・NASDAQともに大幅に下落したのですが、意外に日本株は底堅い動きだったと思います。
そして、最近は円安基調が続いていることから、外需関連株が買われる展開が続いています。ついこの間までは、円高だ!と騒いで円高メリット株が買われていたのですけどね。
ただ、ニトリホールディングス(9843)は、以前の記事でも書いたことですが、ファンダメンタルが良くないので、円高メリット株の代表とはいえ、円高基調の時も年初来安値を更新していたのですが。
そう言えば、昨日もニトリホールディングス(9843)は年初来安値を更新していましたね。
そして、またまた、昨日は防衛関連銘柄が買われていたのですが、ホント、コロコロ物色対象が変わるね。
ところで、昨日、植田日銀総裁は、記者会見で以下のようなことを述べていました。
1. 金融政策の方向性
植田総裁は、経済・物価が「おおむねオントラック(想定通り)」であると評価しつつ、今後の状況次第で「金融緩和度合いを調整していく」と述べている。これは、経済が順調に推移すれば利上げを進める意向を示しており、慎重ながらも段階的な政策変更を視野に入れていることを示唆している。
2. 物価と賃金の動向
賃上げ率が平均5.46%と高水準であることを評価し、「賃上げの動きが広がってきている」との認識を示した。これは、消費の拡大や物価上昇を支える要因となる可能性がある一方で、食料品価格の上昇については「一時的な供給ショック」としつつも、基調的な物価動向への影響を注視する姿勢を示している。
3. 世界経済の不確実性
トランプ政権の関税政策や各国の通商政策が、世界経済や日本経済に与える影響を「不確定」とし、これがリスク要因であると指摘している。特に、米国経済の動向や為替市場の変動が日本経済に与える影響を慎重に見極める必要があるとしている。
4. 長期金利の動向
長期金利の上昇については、現状では「通常の価格形成の範囲内」とし、急激な変動がない限り特別な対応は不要との認識を示した。ただし、必要に応じて機動的に対応する姿勢を維持している。
5. 今後の課題と見通し
植田総裁は、物価の上振れリスクや世界経済の不確実性を注視しながら、経済・物価の見通しに基づいて柔軟に政策を運営する方針を示している。賃金上昇や物価動向が引き続き「オントラック」で推移する場合、利上げを進める可能性が高いが、外部要因によるリスクが政策判断に影響を与える可能性もあり得る。
総じて、植田総裁の発言からは、国内外の経済情勢を慎重に見極めながら、段階的な政策変更を進める姿勢が読み取れるものと思います。
また、植田日銀総裁は「世界経済の不透明感が高まっている」ことを強調していたように思います。
実際のところ、誰だってトランプ大統領の関税政策は、世界経済に悪影響を及ぼすリスクが高い政策であると思いますよね。
要するに、トランプ大統領の関税政策が、各国の通商政策の動きに不確実性をもたらし、世界経済全体にリスクを与えていることは無視できないということだと思います。
以前の記事でも書いたことですが、トランプ大統領の関税政策を見極められるまでは、金融政策の変更は見送るしかないかなぁ、という感じです。
さらに、ウクライナ情勢や米露間の協議など、地政学的な緊張が続いており、これが市場や経済に影響を与える可能性も世界経済の不透明感が高まる原因になっているようです。
そして、世界的な物価上昇や賃金の変動、また、米国や欧州の金利動向が、日本経済や世界経済に与える影響を見極めるのが難しい状況であることから、植田日銀総裁は「世界経済の不透明感が高まっている」と指摘しているものと思います。
最後に、今日のFOMCの結果は「利上げなし」、パウエル議長の記者会見もデータ重視の姿勢を示すはずなので、無風通過だと思います。
とりあえず、日経平均は底堅い動きをしていますが、実際のところ、日経平均のパフォーマンスは良くないのですよ。
日経平均は、1/6の高値3万9993円から、3/11の安値3万5987円まで3000円強下落したのですよ。いつもだったらショック死ですよ!
しかし、今年の個人投資家のパフォーマンスは日経平均の動きとはあまり連動していないのですよね。今は日経平均4万円台と同じくらいのパフォーマンスです。
ちなみに、日経平均は、ファーストリテイリング(9983)やアドバンテスト(6857)などの日経平均寄与度ランキング上位の株価が下落していることから指数全体を押し下げています。一方、TOPIXは、今年に入ってからの高値を更新しました。
しかし、トヨタ自動車(7203)のような時価総額の大きい銘柄が年初来からのパフォーマンスが良くないので、TOPIX全体に大きな影響を与えている状況ですが、意外にTOPIXは堅調な状況です。三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)等の銀行株が堅調だからでしょうか?
すると、今年は内需関連のバリュー株優位の展開になる可能性がありますね。
そもそも、ドル円が150円割れしている状況だと、外需関連企業の収益に悪影響を及ぼす懸念から、例えば、日本株を代表するようなトヨタ自動車(7203)が積極的に買われる状況ではないのは明らかだと思います。
一方、今回の日銀会合で金融政策の変更がなかったことから、しばらくの間は緩和的な金融政策が続くことから、低金利を背景に内需関連主体の小型株は堅調な動きが続くものと思います。もちろん、FOMCが無事に通過すればですが。
とは言っても、ファンダメンタルが良くない銘柄は買われないので、銘柄選びは慎重に行うべきだと思います。
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