2024.04.29
# トヨタ

トヨタグループの研究~牽引力としての豊田通商、デンソー、豊田中央研究所

中核3社はさしずめ「助さん格さん、風車の弥七」

「トヨタ」の勢いは止まらない

トヨタ自動車の破竹の勢いについては、4月10日公開「トヨタ生産システムの根源『なぜなぜ分析』はバフェット流にも通じる『外野の意見に耳を傾けるな!』という鉄則」、3月30日公開「脱炭素とEV化の欺瞞が暴露されつつある~トヨタの先見性と忍耐力は称賛されるべき」、3月29日公開「EV連合・日産とホンダと『我が道を行く』トヨタの将来を占う~そういえば立派なビルを建てた企業は傾く!?」、昨年9月28日公開「豊田章男はなぜホンダ車にエールを送ったか、トヨタ一人勝ちでは世界から叩かれる?」など多数の記事で述べてきた。

だが、すごいのはトヨタ自動車だけではない。昨年10月31日公開「もはや『財閥』、トヨタグループ――世界や新聞・テレビからバッシングを受ける中で王道を歩む『永久保有銘柄』」冒頭「トヨタはやはりすごい」で述べた、トヨタグループ主要17社からも目が離せない。

さらにその17社の中でも、トヨタ自動車そのものはもちろん、豊田通商、デンソー、豊田中央研究所の3社は特に今後が期待できると考える。それぞれ、テレビドラマ「水戸黄門」の登場人物に例えれば、豊田通商とデンソーの「助さん格さん」が両翼を固め、豊田中央研究所が「風車の弥七」として、重要ポイントでサポートするというところである。

デンソーが開発したQRコード  デンソーHPより

そして3社に共通しているのは、「自動車メーカーの関連会社」の枠を飛び越えて、「新天地」に向かって邁進していることである。

さらには、AMW 2019年5月18日「国産メーカー12社のうち6社がトヨタと提携!生き残りを賭ける日本の自動車産業」のように、多数の優れた日本の自動車メーカーとの連携も着々と進めている。

 

その上、KDDI(au)の大株主であり、2ナノの最先端半導体の製造を目指すラピダスに出資した国内主要企業8社の一つである。

前記主要企業8社にはソニーグループも含まれているが、すでに昨年8月17日公開「製造業出身の基盤を残すゲーム・エンタメ企業、ソニー~アップル超えの『逆ソニーショック』はあり得るか?」という状況だ。ゲーム・エンタメだけでは無く、ソニー生命やソニー銀行などの金融業も我々になじみが深い。

トヨタもソニー同様、あるいはそれ以上に「新天地」での活躍が期待できるのではないだろうか。

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