2024.04.27
# エンタメ

めるる、松下洸平、杉咲花…偶然か必然か「春ドラマ」で“記憶喪失”が被りまくった「シビアな事情」

事故で記憶を失う主要人物たち

4月も残りわずかになってようやく2024年の春ドラマが揃おうとしているが、現在ストーリーや演じる俳優などではない意外な点での反応が大きくなっている。

それは「記憶喪失(記憶障害)という初期設定がかぶり過ぎている」こと。

まず9日スタートの『くるり~誰が私と恋をした?~』(TBS系、火曜22時)は、「主人公・緒方まこと(生見愛瑠)が事故で自分にまつわるすべての記憶を失ってしまうが、そんな彼女の前に3人の男性が現れる」という設定。

TBS火曜ドラマ『くるり~誰が私と恋をした?~』公式サイトより
 

次に15日スタートの『アンメット ある脳外科医の日記』(カンテレ・フジテレビ系、月曜22時)は、「主人公・川内ミヤビ(杉咲花)が事故で脳を損傷して、『過去2年間の記憶がない』『今日のことも明日にはすべて忘れてしまう』という記憶障害を抱えている」という設定。

さらに19日スタートの『9ボーダー』(TBS系、金曜22時)は、「主人公・大庭七苗(川口春奈)と惹かれ合うコウタロウ(松下洸平)は自分に関するすべての記憶を失っている」という設定だった。

TBS金曜ドラマ『9ボーダー』公式サイトより

「記憶を失っている」という初期設定が丸被りであり、その印象を決定的にしたのが、22日放送の『366日』(フジテレビ系、月曜21時)第3話。最後の次回予告に、事故で頭部に外傷を負い、意識不明の水野遙斗(眞榮田郷敦)が目を開けたものの、うつろな表情で不思議そうに周囲を見渡すカットがあり、「また記憶喪失?」「(恋人の)明日香のことを覚えていないのでは?」などの声がネット上に殺到した。

なぜ記憶喪失という極端な設定が1クールの中でこれだけかぶってしまったのか。

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