2024.04.18
# ヘルスケア

私たちを不幸にする「認知の歪み」…精神的にも経済的にも影響していた!

小手先のテクニックは効かない

お金が貯まらなくて困っている。ちょうど貯まってきた頃に出費が続く――。

これを心の中に住む「もうひとりのあなた」が引き起こしているケースがあります。

「もうひとりのあなた」である「心の防衛機能」を「ナイト(騎士)くん」と名付け、その謎を解き明かしながら、誰かに頼るのではなく、あなたがあなた自身を助けることができる方法をお伝えしている『わたしが「わたし」を助けに行こう ―自分を救う心理学』(サンマーク出版)より一部抜粋、再構成してお届けします。

自己実現できない大義名分

お金が貯まらない人は、「お金が貯まってしまったらやりたかったことが実現できる」ことを怖がっているケースがあります。お金がなければやらないことの最高の理由となる。ナイトくんはそれをわかっていて、あえて出費するようにあなたを仕向けている可能性があります。

「親への罪悪感を意識したくないから、お金が貯まらないようにしている」というパターンもあります。

Photo by gettyimages
 

お金で苦労した両親を見てきた人は、自分だけお金を使ってやりたいことをするのに申し訳ないような罪悪感を覚えます。

自分の好きなことにお金を使うことを強く禁じられてきた人も、自分の楽しみや自己実現につながるお金の活用にやはり罪悪感を覚えます。

この罪悪感は強力で、親を裏切るような、親の人生を踏みにじるような感覚につながっている場合も多く、大きな傷になっています。

お金が貯まらなければ、罪悪感と自己実現の狭間で葛藤する必要がないので、お金が貯まらない方がじつは楽なのです。

SPONSORED