「内臓を冷やさず長生きする生活習慣」世界で5つしかない「長寿の町・ブルーゾーン」が教える秘訣

1つめの記事『「100歳以上の割合が10倍以上」世界が注目する【5大長寿の町】ブルーゾーンの「脳を若く保つ方法」』から続く。

最近、自分の生き方を見つめ直す人が増えている。生きている以上、人生は楽しまねば損というわけだ。そのために一番必要なものは、心身の健康であることは言うまでもない。

その道に関してとてつもない先達が、「世界5大長寿地・ブルーゾーン」と呼ばれる町の「センテナリアン」と呼ばれる百寿者たちだ。皆、まるで60~70代のような活力が漲っているという。彼らは実年齢より30歳は若い心身をどうやって取り戻したのだろうか?

ちなみに「ブルーゾーン」とは、「サルデーニャ島(イタリア)、ロマリンダ(アメリカ)、ニコジャ半島(コスタリカ)、イカリア島(ギリシャ)、沖縄(日本)」の5地域を指す。

内臓を温めて大事にする

『「複数の性の相手」「瞑想30分」…世界5大長寿地【ブルーゾーン】から分かった「30歳若返る生活習慣」』で見たように、ブルーゾーンの「センテナリアン(百寿者)」たちは、「夕食を早い時間に軽く摂る」「食事は小さめの器に盛る」といった秘訣を教えてくれた。これらは内臓を守ることの助けなるが、このことについてより細かく踏み込んでみたい。

歳とともに内臓が老いてしまうことは避けられないと思いがちだが、日常生活にほんの少しの変化をつけるだけで若返ることができるのだ。

イカリア島、ギリシャ GettyImages
 

たまプラーザ南口胃腸内科クリニック院長の平島徹朗氏は「内臓の『冷え』は様々な不調を生む」と警鐘を鳴らす。

「胃腸、腎臓、肝臓を問わず内臓は血流が集まることで動きます。冷えると血の流れが滞り、動きが悪くなるのです。長期的には発がんリスクも高まります」

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