「真似っこのラーメン二郎」と「ホンモノの二郎」を分かつ、意外だけど「決定的な差」をご存知ですか?
すごくブレる
ラーメン二郎は一定しない。
ブレる。
すごくブレる。
量がブレる。味もけっこうブレる。
とくに量はブレブレだ。ちょっと振れ幅が広すぎる。ほとんど自由といっていいくらい、ブレる。
写真はイメージです〔PHOTO〕iStock
ラーメン二郎は、すべて店長がラーメンを作ることになっている。
どの店でも店長の作業が見られる。カウンター席がふつうで、その前で店長が作っているのだ。手元まで見えるところが大半である。
ラーメンを作っている過程がすべて見える。
そこがまたラーメン二郎のおもしろいところである。
眺めていると、麺は一人前ずつは茹でない。それがふつうである。
5人ぶんか6人ぶん、一緒に茹でる。
茹で上がった麺を1人前ずつ掬って、丼に入れていく。
職人的な勘できれいに分けて入れている。とおもう。
ただ、大盛や少なめ、麺半分なんて注文も混じっていることも多く、あとから調整することもある。ひととおり入れおわってから、ちょっと多かった麺を別の丼に移したりしている。
多少、でこぼこしている。
だから毎回きっちり同じ量ではない。ブレがある。
少ないと感じることもあるのだが、あきらかに今日のはぜったい多いぞ、ぐるじい、というほうがよくあるとおもう。