今日は「日経平均ダメだこりゃ!TOPIXの方がマシかも?」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は107円高と3日続伸し、2万7509円で終わりました。東証プライム市場の値上がり銘柄数は608、値下がり銘柄数が1139、変わらず89銘柄でした。
TOPIXは、+5.09の1990.26。マザーズ指数は、-1.52の783.75でした。
東証プライム市場の新高値銘柄数は28、新安値銘柄数9でした。
日経平均ダメだこりゃ!
まず、以下の日経チャートを見ると、結局のところ、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの112.9%にあたる2万7527円ラインを終値で超えられないで今週が終わってしまったのですよね。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
こういう意識されやすいラインを、何日も超えらないでいると「あー!やはり、ここまでか!」と買い方が意識してくるのですよ。だから、そろそろ、ヤバイかも?
さらに、以下の日経平均の週足チャートを見ると、上値が重くなってきてますよね。
日経平均の週足チャート
TradingView提供のチャート
これらのチャートを見ると、「もう天井かも?」と、買いの勢いがなくなってきていることを感じます。
三角保ち合いの上値抵抗ラインも近づいてきたこともあり、この上値抵抗ラインが、相当意識されているように思えます。
この様子を見て、「日経平均、爆上げするぞ!」という人はいないと思いますよ。
そして、TOPIXですが、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの200%で頭打ちですよ。全然ダメじゃん!
TOPIXの日足チャート
TradingView提供のチャート
TOPIXの週足チャート
TradingView提供のチャート
今の日経平均もTOPIXは、基本的にフィボナッチが意識されて動いているので、この動きを見る限りは、もう天井なのかも知れません。
今のところ、日経平均とTOPIXを比較すると日経平均の方が期待が持てる形です。
しかし、米IT5社(アマゾン、マイクロソフト、アップル、メタ、アルファベット)の決算が低調だったのが気になるところですね。
さらに、昨日の夜10:30に発表された米雇用統計が強い数字だったので、さらなる利上げが意識される展開になりそうです。この結果を受けて、米国債2年〜30年物利回りが急上昇ですよ。
せっかく、S&P500とNASDAQが調子が良くなってきたのに、これで水の泡ですよ。
日経平均は、ハイテク・グロース株のウエイトが大きいので、今後、日経平均に不利な展開が待っていると思います。
そして、ここからTOPIX優位の展開になる可能性があるので、やはり、以前の記事「今朝のモーサテ 藤戸さん 大型株優位 TOPIXコア30 高配当株に注目」で書いた戦略で行くしかないと思います。
株をやっていると、「何で自分の株だけ下がるの!」と思うことが多いと思いますが、誰もがそう思うことなので、何の心配もないですよ。
まぁ、上昇トレンド中の株でも、株というのは、必ず、押し目をつけに下落するので、全然心配ありません!
それに、株というのは、よほどのドツボなやつ以外は、ちゃんと元に戻るようになっているのですよ。
それを「何で私が買った株だけ下落するの!」と嘆いて、「もう見てられない!あー、売っちゃおう!」とか言って、一番売ってはいけないところで売るから損するのですよ。
何度も言いますが、株は勝手に元の位置に戻りたがるのです。
それから、チャートに線を何千回と引いていれば、仮に株価が下落しても、どの辺で止まりそうか?という目処を立てることが可能なのです。この記事を読んでくださいね。
これ以外にも、底打ちを判断する方法があるのですが、それは、メールマガジンで教えています。
だから、ナンピンする時は、本当に底打ちしたところを見計らってナンピン用の弾をぶち込んでます。
まぁ、株なんて、いつかは上がるのですから、仮に株価が下落しても、どこで集中ナンピンをするか?そのタイミングを見計らうことができるようになれば、株で大儲けできますよ。私は、しばらくは「ナンピン上等!逆張り、バリュー株投資法」で儲けてきたのですからね。
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