今日は「FOMCが通過しても煮え切らない日経平均とTOPIX」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は55円高と続伸し、2万7402円で終わりました。東証プライム市場の値上がり銘柄数は524、値下がり銘柄数が1242、変わらず70銘柄でした。
TOPIXは、-7.06の1965.17。マザーズ指数は、+2.09の785.27でした。
東証プライム市場の新高値銘柄数は49、新安値銘柄数6でした。
さて、昨日の朝4:00に、たまたま目が覚めたので、日経CNBCで、FOMCの結果発表と、パウエル議長の記者会見を見ていました。
パウエル議長の記者会見は、想定通りのやり取りで、当たり障りのない回答をしていたと思います。
また、当然と言えば当然なのですが、インフレの鈍化率が、このまま継続するかについての見通しについては、慎重な姿勢を見せていたと思います。
ちなみに、本家本元のCNBCでは、パウエル議長の発言について、英語の要約を表示しているので、聞き取れなくても字を見れば意味がわかりますよ。
今回、0.25%の利上げを決定したのですが、利上げ停止の時期は、結果のところは、データ次第ということだったと思います。
ということは、今日の夜10:30に発表される米雇用統計、そして、来週の2/14夜10:30に発表される米CPIの結果待ちということだと思います。
FOMCが通過したら霧が晴れるかと思っていたのですが、まだ、霧の中にいるしかないと思います。
そして、テクニカルで見る限り、NYダウは持ち合い相場が続くと思います。
以下のチャートは、NYダウの日足チャートですが、昨日の日足が、三角保ち合いの上値抵抗ラインを上ヒゲで超えたものの、実体は三角保ち合いの上値抵抗ラインを超えられていないことが確認できると思います。
NYダウの日足チャート
TradingView提供のチャート
この様子を見る限り、NYダウは、まだまだ三角保ち合いのレンジ相場が続くと思います。
ただ、S&P500とNASDAQは上昇トレンドを維持して上昇中です。
S&P500の日足チャート
TradingView提供のチャート
NASDAQの日足チャート
TradingView提供のチャート
この2つについては、やはり、長期金利の低下が効いているのかと思います。この2つは、ハイテク・グロース株のウエイトが大きですからね。
最後に、日経平均とTOPIXの動きについて見てみたいと思います。
以下のチャートを見れば、どちらも、以前からのレンジを抜けられていないことが確認できると思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
TOPIXの日足チャート
TradingView提供のチャート
上のチャートを見て思うのですが、ホント、フィボナッチが効いていると思うのですよ。
特に、TOPIXのチャートを見ると、1/31の日足の上ヒゲが、Cから、ABの値幅に対するフィボナッチの200%にあたるところでピッタリ止まってますよね。
このように、フィボナッチが意識されて株価が動くのですから、テクニカルで株式投資をしたいなら、フィボナッチを使ったトレードをすることをお勧めします。
私は、先日の記事「海運3社のチャート分析をしてみました」で書いたような練習を積んで、どこのフィボナッチが意識されているのか、直ぐに見つけられるように努力しています。これさえ見つけてしまえば、こっちのもんですよ!
結局、日本株は、まだまだ、様子見が続くということですね。
そして、そろそろ、日銀総裁人事が明らかになる頃だと思います。まぁ、誰がなっても金融政策の変更が意識されると思いますので、相場は下落するものと思いますよ。
そして、誰がなるのかがはっきりした時点で下落し始める可能性が高いと思います。
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