日々是相場
(画像=VectorSpace/PIXTA)
日経平均 26,431.55円 ▼722.28円
為替 1ドル=143.81円
売買高(東証プライム、以下同) 15億2,663万株
売買代金 3兆3,420億円
値上り銘柄数 124銘柄
値下り銘柄数 1,687銘柄
騰落レシオ(25日) 80.61%

市況概況

日本市場が休場中の米国株安を受けて売りが先行、下値の節目を割り込んで大幅下落

日本市場が連休中に米国株が大きく下落したことから売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後は下げ渋りとなったが、先物主導で売られるような展開で、指数は戻りも鈍く大幅安水準での保ち合いとなった。

特に何がどうしたということでもないが、米国でのスタグフレーション懸念、日本でも金融緩和が継続のなかでインフレ懸念が強まっており、買えない状況から手仕舞い売りに押された。売り一巡から戻りを試す動きとなり、買い戻しもあって下げ幅縮小して前場の取引を終えた。

昼の時間帯には香港市場が戻り切らずに売り直されたこともあり、前場の安値を下回るような状況となった。後場に入ってからも手仕舞い売りがかさみ冴えない展開とんなり、心理的な節目と見られる26,500円を割り込むと底値保ち合いとなり、最後は手仕舞い売りがかさんでほぼ安値引けとなった。

小型銘柄も手仕舞い売りに押されるものが多く、マザーズ指数もグロース指数も大幅安となった。先物はまとまった売りが出て指数を下押す場面も見られ、日経平均の銘柄入れ替えでの持高調整なども売り要因となって指数をさらに下押す要因となった。

再び大きな下落となった。特に買い要因が見つからず、目先の持高調整も売り先行となるような状況だ。さらに月末の売りや日経平均の銘柄入れ替えの影響で指数の下げを加速するようなことになりそうだ。

売りが売りを呼ぶような阿鼻叫喚の中での下げが見られないとセリングクライマックスとならないのだろう。ただ、基本的にはここからは割安銘柄を中心に買い下がりということで良いのだと思う。

テクニカル分析

日経平均

坊主の大陰線という感じで、さらに大きく下押すことになった。下値模索が続くということで、移動平均線の乖離も大きくなっているが、まだまだこれからということなのだと思う。

▽詳しくは解説動画をご覧ください。

当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。