「スマホ」を使って貧乏になってしまう人たち

「60を過ぎて始めた人」はかなり危ない

カモとして狙われている

60代になって初めてスマホを持つ人は少なくないだろう。今やスマホは誰にとっても家族への連絡、買い物、動画視聴……と日常生活に欠かせないアイテムになりつつある。

しかし、便利さの裏には、夫婦で老後のために貯めた虎の子の貯金を激減させてしまう落とし穴がいくつもある。

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スマホは最新機種が出るたびに買い替えると大損する。10万円のスマホを5年使う夫婦と1年おきにスマホを替える夫婦では10年で約60万円以上の差が出る。いま機種変更したらおトク、などといったキャンペーンに踊らされてはいけない。

「カメラが3つも付いているような最新機種を買う必要はありません。3万円ほどで購入できる機種でも充分な機能が付いています」(携帯電話ライターの佐野正弘氏)

妻や子どもと同じ機種を買うのもおすすめだ。わからないことを家族に聞けるから、余分な労力やストレスがかからない。

 

ショップ店員が勧めてくるプランには入らないほうがいい。例えば、ドコモで最低限の通信容量が付いた月額1815円のはじめてスマホプランにすればいいところを、店員に勧められて5Gギガホプレミアプランに入ってしまうとバカを見る。月額7315円もかかるのに、大量の動画を見るなどしない限りはまったくのムダ。結局、夫婦合計で年間約13万2000円をムダに支払うことになってしまう。

「各携帯キャリアが出しているはじめてスマホプランは5分以内の電話は無料で、日常的な使用ならデータ容量も充分です」(前出・佐野氏)

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