2022.06.29
# パンダ

無精したい日もあります…動物園のパンダがめんどくさくなっちゃった瞬間!

水曜日のお嬢様(83)後編

ちょっと短めのおみ足にまるいボディ。唯一無二のフォルムを持つ、神戸市立王子動物園のメスのジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」。そのかわいい姿と優雅な所作から、親しみを込めて、“神戸のお嬢様”とも呼ばれています。

愛くるしいタンタンですが、実は現在26歳。人間で言うとおよそ70歳代という高齢パンダ。そして、中国への返還が決まっています。神戸で最後の時間を過ごす、お嬢様の様子を、動物園の休園日である水曜日にお届けします。

「眠いかも」 神戸市立王子動物園公式ツイッターより
 

健診とおいしいもの

ジュースを飲みながら健診を受けているタンタン。どのような診察が行われていたのでしょうか。「あれは、心電図をとっているところですね」と、話すのは、飼育員の梅元良次さん。

健診中に何かを与えるのは、どういった理由からなのかをたずねると「タンタンの気をそらすためです。少し時間がかかる診察の時に与えることが多いですね」と、教えてくれました。

ジュースを飲みながらの健診です 神戸市立王子動物園公式ツイッターより

キチンと心電図をとるためには、長い時間安静にしている必要があります。それは賢いタンタンでも、なかなかむずかしいこと。同じ姿勢でいることがストレスにならないように、大好きなジュースを与える事で気をそらしているのです。

「おいしかったわ」とペロリ 神戸市立王子動物園公式ツイッターより

新たに加わった、栄養剤とパンダミルクに関しても「好きな味のようなので、健診のやる気も増してくれているはずです!」(梅元さん)。

おいしいものが一緒だと、やる気がでちゃいますよね、お嬢様。

「フフン。満足よ」 神戸市立王子動物園公式ツイッターより

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