今日は「日経平均上昇しても香港市場の下落に注意!」というお題で書きたいと思います。
昨日の日経平均は178円高と4日続伸し、終値は2万7049円となりました。東証プライムの値上がり銘柄は1498、値下がり銘柄が292、変わらずが48でした。
TOPIX+19.96ポイントの1907.38ポイント、マザーズ指数は+3.27ポイントの677.37ポイントでした。
東証プライム市場の新高値銘柄数が76、新安値銘柄数が1でした。
では、昨日の日経平均の動きについて解説したいと思います。
昨日の日経平均は、いつもの「窓開け→窓埋め→埋めた窓をなぞる」というセオリー通りの動きをしていたと思います。
以下のチャートを見ていただくとわかるように、5/30に日経平均の上昇に伴って開けた窓があります。それを、6/13に下落で埋めて、埋めた窓をなぞるように昨日(6/28)上昇した、ということだと思います。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
つまり、昨日の大口のターゲットは、5/30に開けた窓だったということですね。
日経平均の動きを読むには、テクニカルのターゲットになりそうなところを見つけておくしかないのですが、そのターゲットが複数個あるから、わからないのですよ。
もし、大口が、何処を狙っているのか、わかったら、楽勝なのですけどね。
つまり、日経平均の動きを読むには、複数個のシナリオを作って、対応できるようにするしかないのです。
もしかしたら、昨日は、6/27の上昇時に開けた窓を埋めようと下落したかも知れませんからね。
ところで、今後の動きですが、ターゲットになりそうなところは、6/13に開けた窓と、6/27に開けた窓だと思います。
おそらく、どちらかの窓がターゲットになると思うのですが、6/13の窓がターゲットになれば、上昇。6/27の窓がターゲットになれば、下落ですね。
日経平均の日足チャート
TradingView提供のチャート
今のところは、どっちに行ってもおかしくないですが、注意すべきは、香港ハンセン指数の動きなのです。
最近の日経平均は、香港ハンセン指数と連動して動いているので、今日の香港ハンセン指数が、どう動くかによって、今日の日経平均の動きが決まると思います。
とりあえず、確率が高いシナリオを考えるため、香港ハンセン指数のチャートを見てみました。
香港ハンセン指数の日足チャート
TradingView提供のチャート
このチャートを見ると、日経平均と同様に節目の22408HKDピッタリで止まっているのです。
さらに、香港ハンセン指数を見ると、ターゲットになりそうな窓が6/27に開けた窓しか見つからないのです。他の窓は、「窓埋め→埋めた窓をなぞる」が完了していますからね。
ということは、香港ハンセン指数は、6/27に開けた窓を埋めに下落する可能性が高いのでは?と思われます。
従って、昨日の日経平均が、節目の2万7057円ピッタリで止まっているのを見ると、今日は日経平均が上昇して始まっても、香港ハンセン指数が下落したら、つられて下落する可能性が高いと思います。今日の日経平均は、長い上ヒゲの陰線になりそうな気がしますね。
もちろん、香港ハンセン指数が上昇して、それにつられて日経平均が、6/13に開けた窓を埋めに上昇する可能性もあると思います。
今日は、香港市場が開く10:30からの動きに注意してくださいね。
しかし、香港ハンセン指数が上昇して、日経平均が6/13に開けた窓を埋めに上昇したら、それはそれで爆下げが待っている可能性が高いのですよ。
日経平均は、棒上げしたら棒下げする習性がありますからね。
結局、「利確は正義。含み益は幻」で行くしかないと思います。
今日は、日経平均が上昇しても香港ハンセン指数が下落したら要注意です。
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