2022-06-25 07:47 | カテゴリ:YouTube
戦国武将を完全に詳細に解説するシリーズ 毛利元就編、第四回目で止まってましたが、読者に「続きは?」と突っ込まれたので頑張って作りました(´・ω・`)ショボーン

これ、無茶苦茶大変で、その労力の割りに再生数伸びないのでモチベーションが下がってて作ってなかったのですが、中途半端はよくないので頑張って完結させました。
この労作をご覧あれ!!


ただ、毛利元就系の動画では一番かなって思ってたらなんと・・・史料や論文や書籍を読み込んでる風の歴史系YouTuberが毛利元就編をついこないだから公開し始めたようで、それを一目見て分かりました。
「あ・・・この人の方が上(詳細)っぽい・・・しかも資料を読み込んでるっぽいのでまず勝てない」
って思いましたが、どうやら現地に行って動画を撮っておらず、解説だけみたいなので、そこだけは完全に私の動画の方が上です。

やっぱり動画なんだから、現地の城跡の映像とかないとね。

因みに私も一応毛利元就を中心に書かれた『陰徳太平記』ぐらいは読んでますよ。
江戸時代に岩国藩の家老香川正矩が編纂し始めて、息子香川景継が完成させた、江戸時代に全国の藩で作られた藩祖自慢の軍記物の一つです。
※岩国藩の藩祖は毛利元就の孫吉川広家で、徳川幕府は独立した大名と見なしていましたが、長州藩は支藩(家臣)として扱っていました。

江戸時代にベストセラーとなった武田信玄中心の軍記物『甲陽軍鑑』(※ただし江戸時代の創作ではなく戦国時代の第一次史料と評価が変わっている)と違って、全く読まれず失敗作と言われています。

理由は簡単。81巻と長すぎる!!さらに、毛利家及びその周辺(尼子・大内・中国地方国人)の事だけ書いてればいいのに、松永久秀、長宗我部元親、大友宗麟、竜造寺隆信等、その時毛利氏と全く接点がなかった(後に接点は出て来るけど)戦国大名や武将の一挙手一投足まで記載されています。
全体としては毛利関係の記述より、その他大名・武将の記述の方が多いぐらいです。
しかも時系列も適当で読んでて場所と時間が飛ぶので訳が分からなくなります。

例えば
「近畿では松永久秀が~~~~~、一方四国では長宗我部元親が~~~~、そして毛利元就は~~~~~。その頃九州では大友宗麟が~~~~」
みたいな・・・しかも実際の文章は接続詞はなく、箇条書きの題名の後に詳細が記載されており、色んな大名の話が飛び飛びで出て来るので読みづらいです。

時系列がおかしいのは、例えば毛利元就が尼子晴久が死んだのを受けて、かなり紆余曲折があった後に尼子氏を攻めるのですが、『陰徳太平記』では毛利元就が尼子氏を攻めだしてから、唐突に「尼子晴久は死んだ」って記述が出てきて「???」ってなりました。
いや、尼子晴久が死んだから攻めてるのに、攻めだしてから「死んだ」とか言われても、毛利の歴史を全部理解してる塩漬けマンみたいな人ならいいけど、そうじゃない人が読んだら訳が分からなくなるぞっ!

後、当たり前ですが誤記・誇張・創作は多いので、書いてある事=史実ではないっていうのを理解して読まないといけません。
元々、吉川家の古老の覚書が大元らしく、勘違いや思い違いや記憶違いや聞いた話が嘘だったとかはあるでしょうが、大まかには史実に則っており、その他当時集められる史料を集めれるだけ集めてまとめたって感じなので、江戸時代初期にこういう史料があったんだなっていうのが分かる点は貴重だと思います。

まぁそんなこんなで史料読むのに苦労し、現地までわざわざ行って動画を撮るのに苦労しと、中々の大作になっているのでまだ見ていない人は最初からどうぞ。



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