CoinPostで今最も読まれています

NFT市場「Kollektion」運営、Animoca BrandsやDapper Labsなどから7.4億円調達

画像はShutterstockのライセンス許諾により使用

Animoca Brandsなどから資金調達

NFT(非代替性トークン)マーケットプレイス「Kollektion」を提供するKLKTN Limitedは26日、Animoca Brandsや「NBA Top Shot」を開発したブロックチェーン企業Dapper Labsなどから、計640万ドル(約7.4億円)の資金調達を実施したことを発表した。

関連:非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説

これにより同社の累計調達金額は1050万ドル(約12億円)となる。

KLKTNは、今回の資金調達は、元ソフトバンクグループ副社長の佐護勝紀氏および「The Sandbox(ザ・サンドボックス)」の開発で知られる大手メタバース関連企業Animoca Brands(アニモカ・ブランズ)が主導した。

資金調達の主な目的は、技術面の強化であると明かし、さらなる事業の成長を目指すと説明している。

KLKTNとは

KLKTNは、元ライフネット生命共同創業者の岩瀬大輔氏が、Dapper Labsで人気ブロックチェーンゲーム「Cryptokitties」の開発に携わったファビアーノ・ソリアーニ氏などと共同創業した企業だ。

2021年7月にリリースしたNFTマーケットプレイス「Kollektion(コレクション)」は、NFTの購買を通じて漫画などの作品や作家を応援できるプラットフォーム。ガス代が安く環境への負荷の少ないFlowブロックチェーンが基盤技術として採用されており、クレジットカードでNFTを購入できる点などを特徴とする。

これまでに、『サイコメトラーEIJI』の原作者である安童夕馬氏の最新作(新連載)、ロックミュージシャンMIYAVI氏、韓国人シンガーソングライターのケビン・ウー氏など様々な著名人のNFTアイテムを発売してきた。

今後は、二次流通、オークション機能およびコミュニティイベント活性化を目的とした新機能の実装が予定されている。

Animoca BrandsとDapper Labsの動向

今回、KLKTNに出資したAnimoca BrandsやDapper LabsはNFT関連での提携や資金調達に積極的な企業として知られる。

Animoca Brandsは2021年10月、6,500万ドル(74億円)相当の資金調達を完了したことを発表。出資した企業には世界的ゲーム企業のユービーアイソフトや韓国大手モバイルゲーム会社Com2uSなどが含まれる。

今年1月には、新たな資金調達ラウンドで410億円を調達したことを発表。ラウンドを主導したのは、Liberty City Venturesで、Soros Fund Management、Sequoia China、10T Holdingsなどの大手VCも参加している。調達した資金は投資ファンドやゲームプロダクトの開発に充てる予定とした。

関連:「The Sandbox」の開発企業Animoca Brands、410億円調達

その他、ブロックチェーン・NFT領域への出資も頻繁に行っており、最大手のNFTマーケットプレイス「OpenSea」や、Dapper Labsなど、主要なNFT関連企業へ100件以上投資している。

Dapper Labsは2021年11月、東証1部上場企業の株式会社ミクシィと業務提携に関する基本合意書を締結。同提携では、ミクシィ社が「Flow」ブロックチェーンを活用した新規事業の企画・開発を担当。Dapper Labs社がブロックチェーン技術や運営ノウハウ、開発支援などを提供し、日本国内でのサービス提供を目指す。また、既存サービスでNFTを活用することを検討する上でDapper Labsがノウハウを共有するという。

また、2021年9月には米投資企業Coatue Venturesがラウンドを主導する形で大手VC「a16z」などから280億円を調達、同年12月には15億円を調達している。2018年の創設以来、計690億円を集めたことになる。

関連:NFT関連企業Dapper Labs、15億円調達へ

CoinPost App DL
注目・速報 相場分析 動画解説 新着一覧
04/25 木曜日
10:25
ビットコインの供給インフレ率、金を下回る=レポート
Glassnodeは4回目の半減期についてレポートを発表。ビットコインの供給インフレ率がゴールドよりも低くなり、希少性が増したと述べた。
08:15
zkSync基盤のWeb3ゲーム企業Tevaera、野村などから7.7億円調達
TevaeraはzkSync上でレイヤー3のゲームチェーンを立ち上げる予定で、年内に200万人のプレイヤーと12人のゲーム開発企業をTevaeraエコシステムに参加させようとしている。
07:00
ジャック・ドーシー率いるBlock、店舗売上をビットコインに変換へ
新たに導入する予定の機能は「Bitcoin Conversions」というもので、Cash Appのアカウントを持つSquareのユーザーは、店舗収益の最大10%を仮想通貨ビットコインで受け取ることができるようになる。
06:10
米司法省、バイナンス創業者CZ氏に懲役36ヶ月求刑
仮想通貨取引所バイナンスの元CEOのCZ氏は自分の「不適切な決断」を謝罪し、自分の行動の全責任を受け入れる内容の手紙を2月に提出した判事へ提出したことが明らかになった。
04/24 水曜日
17:00
「BTCは上昇トレンドに入る可能性」SCB銀
仮想通貨ビットコインは再び上昇トレンドに入る可能性があるとスタンダードチャータード銀行が分析。今回もビットコインとイーサリアムの価格予想をしている。
16:23
Block社(Square)、ビットコイン採掘産業の分散化に向けて高性能チップを開発完了
デジタル決済企業ブロック(旧Square)が、3ナノメートル技術を採用した最新のビットコインマイニングチップ開発を完了。このプロジェクトはオープンソース化され、ビットコインマイニング業界の分散化を推進することを目指している。
15:09
WebX2024、最大73%割引の「開幕セール」終了まで残り1週間
株式会社CoinPostが主催する日本最大のWeb3カンファレンス「WebX2024」にて、チケット販売を開始しております。2024年4月30日まで、最大73%割引のお得な開幕セールを実施中です。
14:35
米ブロックチェーン協会ら、仮想通貨業界の声をまとめSECを提訴
米ブロックチェーン協会とテキサス州暗号資産自由同盟は、米証券取引委員会が新たに制定したディーラー規則の阻止を求めて、SECを提訴した。
13:00
香港の現物ビットコインETF 4月30日にも発売かー報道
香港でボセラとハッシュキーキャピタルが提供するビットコインETFが取引を開始すると報じられた。2社の現物ビットコインETFは、価格安定性が高く、投資家に直接的な市場価格連動のメリットを提供する。
12:09
半値戻しのビットコイン、投資家心理改善で買い先行
暗号資産(仮想通貨)市場ではビットコインが66000ドル台まで反発し、50MA手前で一服した。イランとイスラエルを巡る中東リスク後退で米国株式市場でも買い戻しが先行しており、投資家心理が改善した。
12:00
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」、70日連続流入を記録
ブラックロックのビットコイン現物ETF「IBIT」が70日連続で資金流入を記録した。運用資産は約2.8兆円に達している。
11:00
リップル社、SECによる20億ドルの罰金提案を過大と反論
リップル社は、XRPをめぐるSECとの裁判で新たな書類を提出。リップル社に対して約3,100億円の罰金支払いを求めるSECの主張に反論した。
09:40
「BTC価格上昇は半減期から50〜100日後」QCP Capital
仮想通貨ビットコインの今後の価格が急上昇するのは半減期から50〜100日後であるとQCP Capitalが分析。また、Bitfinexも半減期後の相場レポートを公開した。
08:45
ソラナJupiter、DEXモバイルアプリ5月公開予定
既存のUltimateウォレットは5月22日から利用できなくなるため、その前に仮想通貨の一時的移転(PhantomやMagic Edenウォレット)を推奨した。
08:10
米国のイーサリアムETF上場申請、5月承認は見込み薄か
申請中の仮想通貨イーサリアム現物ETFの多くは5月に最終判断を迎える予定だが、多くのアナリストは承認の確率が低いと予測。背景には、イーサリアム財団への任意捜査で米SECがETHを有価証券に分類しようとしている点や、ビットコイン現物ETFが承認されてからまだそれほど時間が経っていない状況などがある。

通貨データ

グローバル情報
一覧
プロジェクト
アナウンス
上場/ペア
イベント情報
一覧
2024/04/25 ~ 2024/04/26
東京 国立新美術館
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
2024/04/27 10:30 ~ 20:00
東京 東京都渋谷区
重要指標
一覧
新着指標
一覧