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変化するInstagram運用 5年目の再定義

ここ5年でInstagramに何が起きた?企業に求められる「ユーザー起点」「コンテンツ型」へのシフト

 Instagramがマーケティングに活用されるようになり早数年。消費者の利用トレンドの変化とともに、企業から見たマーケティング・チャネルとしての捉え方も大きく変わってきた。本連載では、これまで累計100社以上を支援してきたInstagramマーケティング会社のSAKIYOMIが最新の利用トレンドに基づいた、正しい活用ノウハウを解説する。初回は、Instagramの利用目的やユーザー行動の変遷から、成功企業の投稿内容のシフトについて紐解く。

Instagramマーケティングで成果を出すために

 「インスタ映え」が流行語大賞をとってから約4年。今やBtoCの事業を展開する企業は当たり前のようにInstagramアカウントを持つ時代になりました。その中でも当然「成功している企業アカウント」と「失敗した企業アカウント」が存在します。

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SAKIYOMI 代表取締役社長 石川侑輝氏

 「成功している企業アカウント」の傾向は、この5年間で大きく変化しました。それにも関わらず、5年前と同じトレンドに則ったアカウント運用をしてしまい、成果の出ない企業は非常に多く見られます。

 そこで本連載では、企業が取り組むべきInstagramマーケティングを再定義し、最新の事例とノウハウを交えながら解説していきます。まず今回は「成功している企業アカウント」の特徴と、その背景にある3つの変化を紹介。それぞれについて、具体的な参考事例もセットで解説するので、BtoC企業はぜひ参考にしてもらえれば幸いです。

成功している企業は「コンテンツマーケティング」をしている

 Instagramが日本で流行ったのは間違いなく「インスタ映え」の影響です。インスタ映えの時期にはいわゆるブランディングを重視した「ホームページ(ブランディング)型」のアカウントが流行りました。トレンドに敏感な企業から、どんどんInstagramに参入し、美しい写真や綺麗な写真で自社商品“だけ”をPR。まだまだブルーオーシャンだったInstagram市場において、Instagramは企業に対して大きな売上への貢献を見せました。

 ただ、2021年現在ではそのような「ホームページ型」のアカウント運用のままでいることが、多くの企業の失敗を招くようになりました。今成功しているのは、次の図のように自社の商品“だけでなく”、ユーザーの求めている複数の商品情報を1つの投稿の中で紹介する、「コンテンツマーケティング型」のアカウント運用です。この傾向は、トレンドに対して特に敏感な美容系やファッション系のジャンルに始まり、今ではほぼ全てのジャンルに共通しています。

 たとえるなら、自社のホームページやショッピングサイトをGoogleの検索結果上に表示させることが当たり前になった後に、オウンドメディアで「コンテンツマーケティング」を行うことが急速に流行った状況と、同じ流れがInstagramにも訪れたといえます。

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この記事の著者

石川 侑輝(イシカワ ユウキ)

株式会社SAKIYOMI 代表取締役社長 2019年末からInstagram運用事業を新しく開始。自社メディアにて、6ヶ月で20万フォロワー達成などの実績を元に、企業様へのInstagramマーケティング支援をサービスとして提供開始。 2021年にInstagram分析ツールSAKIYOMIをローンチし、累計100社以上350万フォロワー越えのアカウント運用支援に携わる(参考:ブログYouTubeチャンネル)。 

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/01/26 08:00 https://markezine.jp/article/detail/37930

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