「猪木さん、天龍源一郎さんと出会えて…」オカダ・カズチカが語る新日本プロレス50周年への想い

「プロレスを好きで良かったと思える試合を見せたい」

今年、設立50周年を迎える新日本プロレス。1月4日の東京ドーム大会で、第3代IWGP世界ヘビー級王者の鷹木信悟選手に挑戦して勝利、同王座を初戴冠し、翌日に初防衛も果たしたオカダ・カズチカ選手がインタビューに応じた。著書『「リング」に立つための基本作法』(幻冬舎)を上梓したばかりのオカダ・カズチカ選手。その人生観や、新日本プロレスの創設者でもあるアントニオ猪木氏、引退試合の相手を務めた天龍源一郎氏との想い出について語り尽くす――。

――新著の冒頭に収められている幻想的な写真の数々が印象的ですね。

(本を開きながら)この写真の僕、カッコいいですよね。「レインメーカー」を名乗っていることもあってか、この日の朝は、「本当に写真が撮れるの?」というくらいの土砂降りだったんですけど、撮影をする午後には雨が上がって、空には虹もかかっていて…。「やっぱり、持ってるな」と思いましたね。

『「リング」に立つための基本作法』より

――撮影で大変だったことはありましたか?

撮影のために、私服を揃えることですかね。最近、ミニマリストに目覚めて、着ない服を処分していたので。私服での撮影と言われた時には、「この前、処分したんだけど、どうしよう」と焦ったんですけど、とりあえず手元にあるものを揃えて、皆さんに決めてもらった服を着て撮影させてもらいました。改めて見ても「いい写真が撮れたんじゃないかな」と思います。

 

――私服の選び方や、「断捨離」をするときの基準はありますか?

また着るかどうか。物を買うときにも、長く使えるものを選ぶようになりました。最近は、あまり無駄なものは買わなくなりましたね。
例えば、インターネットで買った蛇のおもちゃとか…。当時は、選手のカバンに入れて、みんなを「ビビらせよう」と思ったんですけど、反応はマチマチでした。
一番反応が良かったのは、ロッキー・ロメロですかね。当時、彼が持っていたチャンピオンベルトの下に入れたり、控室に置いてあったズボンのベルトに付けておいたら、「うわーっ」と言ってくれて。さすがに先輩には出来ないですけど、後輩には仕掛けることが結構ありますよ。いたずら好きなところはありますね。

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