文在寅「新年の辞」の異様な内容
韓国・文在寅（ムン・ジェイン）大統領は2022年1月3日に大統領府で新年の辞を述べた。
昨年の2021年新年の辞では、K-防疫の成功や韓国経済の急成長について語られていたが、今年の春に大統領選挙を控えていることから選挙についての言及や、これまでの自身の功績について多く語られた内容であった。
文在寅は新年になにを語ったのか…？ photo/gettyimages
文在寅大統領によれば、「大韓民国はこの70年間で世界で最も成功した国に発展した」そうだ。
理由は、第二次世界大戦以降に発展途上国から先進国に仲間入りした国が韓国しかないからだという。
彼はまた「憲政史上初の大統領弾劾という局面下、政権の引継ぎもなく発足した我が政権は崩壊した憲政秩序を立て直し、民主主義を進展させた」「透明性と開放性が拡大した社会、言論の自由や人権が強化された国となり、世界中から認められる“完全な民主主義国家”への仲間入りを果たした」とも述べた。
