最近の調査によると、ほとんどのゲーム開発者やスタジオは、非代替性トークン(NFT)や仮想通貨決済の開発に関心がないことが明らかになった。

1月21日に公開されたゲーム・デベロッパー・カンファレンスの「ゲーム産業の現状 2022」という調査では、2700人のゲーム開発者がNFTや仮想通貨への関心について回答している。

回答者の圧倒的多数は、彼らのスタジオが支払ツールとしての仮想通貨に「興味がない」(72%)、NFTに「興味がない」(70%)と述べている。すでにNFTを開発している、もしくは支払ツールとして仮想通貨をすでに使用していると回答したのは、わずか1%だった。

調査の中で公開された仮想通貨・NFTに関する14のコメントのうち、肯定的なものは1つだけだった。そのコメントは「未来の波だ」と述べていたが、ほかは批判的なものだった。

NFT市場は現在、トレーダーやコレクター、ゲーマーによって支えられている。NFTを利用する分散型アプリゲームは、過去24時間で約3500万ドルの取引高を持っている。DappRadarによれば、そのユーザーの数は86万7000人にのぼる。Mordor Intelligenceによると、NFTが1780億ドルの規模をもつゲーム市場と統合することができれば、世界にいる30億人のゲーマーにリーチできるようになる。