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みきまるファンド
優待株の中から割安で総合戦闘力が高い銘柄を選別し、3~5年の中長期の時間軸で戦う「優待バリュー株投資」を実践。何があっても決して諦めず、少しでも良い投資家になることを目指して日々精進しています。
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免責事項 : 当ブログは私が少しでも成長し、「より良い投資家」 になるための私的な勉強の場として運営しています。記事内容は一般的に入手可能な公開情報に基づいて作成していますが、同時に諸々のバイアスのかかったあくまでも個人的な見解であり、特定銘柄の売買の推奨を目的としたものでは全くありません。また市場の未来がどうなるかは誰にも分からないため記事内容の正確性は保証しません。そのため当ブログの記事に基づいて投資を行い損失が発生した場合にも当方は一切の責任を負いません。投資はくれぐれも100%ご自身の判断と責任の元で行って頂きます様、伏してお願い申し上げます。
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さて今日は株式投資本オールタイムベスト121位
利食いと損切りのテクニック(アレキサンダー・エルダー著、パンローリング、2012年)
の最終回第8弾です。
今日は、第9章 弱気派が利益を上げる から。
センチメント指標は先行する
センチメント指標は、マーケットの群衆からその心情を直接くみ取っている。
センチメント指標のなかでも非常に単純なのがマスメディアである。大衆の感情が度を越しているとマスメディアが報じるとき、抜け目のないトレーダーたちは、トレンドの反転をうかがい始める。
2007年夏、私は国際的な大企業で講演をするためにアジアに飛んでいた。東京からシンガポールへの便で、私はフィナンシャルタイムズ紙のある記事をみて、思わず背筋を伸ばした。同紙の上海駐在員によると、ホテルのサービススタッフや皿洗いが、デイトレーダーになるべく大挙して仕事を辞めており、地元のサービス業に労働力不足が生じているというのだ。
鐘の音が聞こえたように思えた。ベッドメイキングや皿洗いで生計を立てている人には十分な敬意を払っている。だが、株式市場はそういう人たちがそろって利益を上げられるように、つくられていない。
マスメディア、特に低俗でジャンクな週刊誌の見出しはセンチメント指標として非常に役立つと私は以前から考えています。例えば週刊ポ●トなんかで、「これから日本市場を大暴落が襲う」などと言う記事が出たときには、大体市場は底値近辺ですし、「ここから日本市場の黄金時代が始まる」みたいな記事が出ると、ほぼ当面の天井になります。面白いですね。
さてこれでこの本の紹介は終わりです。投資で最も難しい、「売り時」について真正面から取り組んだ快作であり、読んだ後に本棚に置いておくと実に役立ちますので、未読の方は是非。(終わり)
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Last updated
Oct 16, 2021 07:40:05 AM
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