鈴木宗男が「約束が違う」と自民党にブチ切れ…一体なにが起きたのか?

総理総裁の言葉のほうが重い

「約束を守れ、ということです。北海道には、私がどっちに付くかで決まる選挙区がいくつもあるんですからね。4〜5人は道連れにしますよ!」

首班指名を終えた直後、興奮気味に答えたのは、維新の会参議院議員の鈴木宗男氏だ。

鈴木宗男氏(Photo by gettyimages)Photo by gettyimage
 

鈴木氏が憤っているのは、愛娘で衆議院議員3期目の鈴木貴子氏を巡るゴタゴタについてである。

前回'17年の衆院選で、貴子氏は伊東良孝氏に北海道7区での出馬を譲り、比例区に回った。宗男氏によれば、そのとき当時の安倍晋三総裁と「次は貴子さんを選挙区で」と約束したのだという。

「安倍さんは貴子が民主党から自民党へ移る前に、『ぜひ貴子さんは自民党で育てたい』『今回('17年の総選挙で)伊東さんが選挙区になれば、貴子さんは比例で担保します。次はその逆です』と言ってくださったんです」

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