2021.05.11
# ライフ

マダニで死亡例も…年々危険度が増している日本に潜むヤバすぎる「猛毒虫」

これからの季節かなりキケンです…

気温が上がってきて、野外活動に絶好のシーズンがやってきた。しかし、キャンプや野営を行っていると、様々なトラブルに出会うことがある。その一つが毒虫による被害だ。

ハチやアブ、蚊などに襲われるのは日常的なものだが、温暖化に伴い、これまで気にする必要がなかった猛毒の昆虫も生息域を拡大している。登山やキャンプ、バーベキューなど野外活動時の対処方法や準備などをお伝えしたい。

photo by iStock

ハチの毒で毎年約20人が死んでいる

年間で約20人ほどの死者が発生しているハチによる死亡事故。春から秋にかけて長期間にわたって全国で被害が発生している。

中でも攻撃性の高いスズメバチによる被害が数多く報告され、ハチの毒に対してアレルギーを持っている人や、以前に刺された経験のある人は「アナフィラキシーショック」と呼ばれる急性の全身アレルギー症状を起こすことがあり、血圧低下や呼吸困難、心停止などが発生し、刺されてから10数分で死に至るケースもある。

これはスズメバチやアシナガバチの他、ミツバチなどに刺されることによっても発生する。中でもスズメバチは攻撃性が高く、巣に近づいたり、手で払ったりすることで対象に反撃を始める。かまわずに速やかにその場を離れることが大切だ。

 
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