戻したい相場:1月26日(火)後場

戻したい相場:1月26日(火)後場

日経平均株価 ¥28,546(▲¥276)

本当はトランプ弾劾なんてやってる暇はないのに!

後場の相場概況

米国市場が大きく突っ込んでそれから引けにかけて戻していたので、前場はそれほどGDするとは思えなかった。しかし、結構なGDで始まったということは海外勢が売りで仕掛けたという意味もあるかもしれない。

そして後場。昼に仕掛け売りが入って後場寄りでのGDしたことから、これは海外勢が売ってるなと確信に近い感覚になった。もちろん昨夜の米国市場のように引けにかけて戻る可能性もあったけれど、その辺は張り付きで警戒していたので・・・。

とにかく昨夜の米国市場はスリリングだった。下方向のレジストラインをブレイクしたものの、戻して長い下髭にした。しかしその可能性を見ているので、今夜下髭をなぞるような動きをする確率は低くないと思う。

米国債10年物金利が下げ止まらなくて、しかも原油も下げ方向で来ているというのが結構キツイと思うし、とりあえず欧州市場が続落するようなら、かなり緊張感のある局面になるだろうと思う。

正直、バイデンの政策は、あまりにも大盤振る舞い過ぎるし、そういうのを素直に好感する市場はもう終わったような気がするけどね。

Advertisement

ポジションの理由

そろそろ時間的にも3Q決算直前ということもあり、業績懸念の処分売り、決算回避売りが出てきていると見る。もちろん、個別には決算に従って上下するのだと思うけど、日経平均はここから調整するのではないか?という感触。なぜならば、PER26という非常に高水準の株価の位置だから。

これは何も日本市場だけではなくて米国市場も同様の動きになる可能性がかなり高いと思う。加えて米国ダウは上昇フラッグの形でここまで来ているので、仮に下方のレジストラインをブレイクするような動きになれば、これはかなり危険だろうということになる。

その意味では今日あたりの日本市場には結構な空売りが入ったと思うし、外資が売らなければここまでの突っ込みはないだろうと思う。もちろん建玉をするときには、そこまでは分からないので、業績のわりに株価が上昇している銘柄を選んだつもり。

SUMCOとか信越化学はちょっと厳しいんじゃないかなと思うし、興味があるのはダイキンで、今後はトレンド転嫁するかな?という感覚だった。汽船はリベンジしたい気持ちがあるけれど、買い戻すべきだったかも、と少々後悔。

Advertisement

後場の取引

3436 SUMCO ¥2,402(▲¥44)
空売)¥2,439×6000(含み益¥222,000
空売)¥2,438×2000(含み益¥72,000
空売)¥2,434×4000(含み益¥128,000
空売)¥2,432×4000(含み益¥120,000
空売)¥2,430×3000(含み益¥84,000
空売)¥2,429×5000(含み益¥135,000

ここまでは半導体関連ということで、相当に上げてきたSUMCOだけども、半導体需要は相当にあっても中国関連は完全に腰折れてるだろうし、自動車の半導体不足もそうした影響が大きいと思う。だいたい自動車の半導体ってのは世代遅れで十分なはずで、それでも不足するというのは絶対量が減ってるということ?影響があるんじゃないか?と思うけどね。

Advertisement

4063 信越化学 ¥19,300(▲¥335)
空売)¥19,420×1000
買戻)¥19,330×1000(+¥90,000
空売)¥19,410×500(含み益¥55,000
空売)¥19,405×500(含み益¥52,500
空売)¥19,400×500(含み益¥50,000

SUMCO同様にシリコンウエハのメーカーである信越化学も先日来売り基調で来ていた。同じ半導体関連でもエレクなんかとは異なる値動きだったところがやけに目に付いたので。米国もゴタゴタで塩ビやらなにやら販売は伸び悩んでる可能性もある。


9107 川崎汽船 ¥1,852(▲¥119)
空売)¥1,950×4000(含み益¥392,000
空売)¥1,930×1000(含み益¥78,000
空売)¥1,923×1000(含み益¥71,000

景気が回復するにしたがって業績が回復するのでいち早くコロナ前の水準を突破した海運だけど、自動車輸出が半導体不足の減産の煽りを受けてるだろうし、新型コロナ感染拡大による影響もあるだろうから。決算の期待値が懸念になってるよ。

Advertisement

6367 ダイキン ¥22,635(▲¥695)
空売)¥23,030×1000(含み益¥395.000

国際優良銘柄のダイキンだけども、今後の世界情勢を考えると今までのようなトレンドが維持できるのか?ということもある。なんとなくだけど、1月下旬が全体相場のトレンド転換の潮目のような気がするんだよね。


5401 日本製鉄 ¥1,252.5(▲¥52)
空売)¥1,295.5×4000(含み益¥172,000
空売)¥1,288.5×2000(含み益¥72,000
空売)¥1,287.5×4000(含み益¥140,000

決算は、良いはずがない。それでもバリュー株ブームでここまで買われた経緯を考えるとこの時期売られて当然のような気がしたんで・・・。

Advertisement

本日の収支(前場・後場合算):+¥790,000


雑感彼是

財務長官に就任したイエレンは、やはりリフレ政策(財政出動)でこの危機を脱しようという事みたい。200兆円もの財政支出をしれば、表面的には景気を維持する効果があるだろうと思うけど、それを何となく新型コロナの感染拡大が打ち消すようなそんな気がする。

Advertisement

問題はワクチンで、恐らく変異種に対しては効果が薄れるだろうと思うし、楽観的な報道があまりにも多すぎるんだよ。インフルエンザを見れば分かるだろう?しかも今回は人為的なコロナウイルスなんだから、未知の部分がかなりある。

またバイデンの政策は、本当に酷いものばかリだし、対中政策をどこまで変えられるかにかかってるんだろうけどね。バイ・アメリカンなんていうのは結局そう言ってトランプ関税を廃止する布石にするんだろうと思うけど、コロナでみんな厳しいから安いものを買うのよ。

前任の大統領の政策を巻き戻すと、それなりにネガティブな結果になるというのは目に見えている。だって経済が逆流するようなものなのだからね。しかも財政に余裕はないし、赤字はとめどもなく増加する。学者のイエレンが財政の極端な出動に対して待ったとかけると思ったけど・・・。

株が上昇しても経済はよくならないだろう?過熱感があるって言わないの?

Advertisement