2020-10-18 10:24 | カテゴリ:勉強や投資情報
タイトルは塩漬けマンの言葉ではありません。
『ウォール街のランダム・ウォーカー』って本に砂上の楼閣学派(=テクニカル派、バブルで儲ける派)の言葉として紹介されていました。

「本質的価値の3倍の値段で買う愚かな人間も、自分より愚かな人間を見つけて5倍の値段で売れば問題ない」

今って新興バブル銘柄は、3倍とか5倍とかって軽いバブルではありません。
バブル銘柄の時価総額が2~3百億円ならバブルバブルって騒がないし、むしろバブルに乗ります
2~3千億円だから騒いでるし、デイ以外ではその銘柄は買えないのです。
今は本質的価値の10倍の株価で買っている愚かな投機家が11倍の株価で買ってくれる、更なる愚か者を待っている末期状態です。

じゃあバブルになっていない銘柄を買えばいい?
いえ、バブルになっていない銘柄(=不人気銘柄)には資金が来ず、下がり続けます。

つまり、今の市況で勝つには、以下となりますが、実体はの通りです
①短期トレードに徹して持ち越さない
 →短期トレードは限りなく1/2ギャンブル
②愚か者になるか、愚か者を演じてバブル銘柄を買う
 →演じている人しか勝てない
③賢者になってバブル銘柄をショートする
 →バブルにショートで立ち向かうのは一番愚かな投資法

尚、塩漬けマンがやっているのは③で、一番愚かな事なので真似しないように。

今に限らず、株式投資で勝つには、配当をメインとする真の投資以外は、愚か者にならなければ勝てません。
前、とある投資家が、とある会社をべた褒めしてて、「この会社は素晴らしい会社だ。絶対上がる!」って力説してたのですが、実はそこって塩漬けマンが社会人時代に働いていた会社で、控えめに言ってクソ会社(社員視点だけでなく投資家視点でも)でした( ・`ω・´)キリッ
元社員なのでクソ会社って知ってたので教えてあげようかと思いましたが、それって神様を信じてる人に「神様いないよ」って言うのと同じぐらい空気が読めず無駄な事なので黙っていました。
でも、その会社の株価はグングン上がっているのです!業績はグングン下がっているのに!!

次に塩漬けマンが務めていた企業がIPOした事がありました。
元社員なので分かります。この会社の商品はクラウドだのSaaSだの流行の言葉を使っているだけで中身は20年前からあるただのWEBで、実体が伴っておらず、競争力がないと。なにせそれを作っていたのが塩漬けマンですから、仕様からソースコードの中身まで全てを知っています。
勿論ダメだと思ってその株は買いませんでした。
しかし、その会社は初値がかなり高く寄ったのに、そこから株価上げ続けています。
アナリストや投資家の声を聞くと、その会社をべた褒めする声で埋め尽くされています。
確かに最初の会社よりは投資家受けする業務内容でしたが、社員としては、勿論最初のクソ会社の方が給与や待遇が良くこの会社は社員に取ってはブラック企業そのものでしたが、とりあえず市場はこの程度の会社にここまで高評価を与えるのか・・・と投資関係者は楽観的というかバカだなって思いました。
勿論本当にバカだったのは、バカになってその株を買えなかった塩漬けマンですけど。

さて、最初の会社にいた頃、大手企業のシステム部に派遣されていました。
その大手企業は投資家の間では有名な超優良企業で、オタクの間では素晴らしい商品を作る憧れの会社でした。
そのシステム部もさぞ凄いのだろうと思って行ったら、使えない社員が辿り着く最後の墓場で、100%下請けに丸投げして仕事をしない社員しかいませんでした。
別の会社から派遣されて来た技術者が言っていました
「この会社ってまじで凄い会社なんだよ。世界No1企業でオンリーワン企業でここで働けるなんて夢みたいだと思って来てみたら、こんな酷い会社だったとは・・・」
彼はフリー系の技術力ある人だったので、三か月ぐらいでいなくなりました。
仕事を選べる立場にない弱小IT企業の若手だった塩漬けマンはそこに二年も派遣されたおかげで、そこになくてはならないキーパーソンになりました。
新卒4年目の若手社員がキーパーソンってやばくない?理由は簡単、2年も長くそこにいる人がいないから。後、その会社のシステム部って天敵は工場なのです。工場はいろいろ要望を出しますが、やる気のないシステム部は基本「出来ない」って断ってて、従って必然的に仲が悪く、でも工場の方が立場が上ですから「現場に来い!」って嫌がらせでシステム部の社員を呼ぶ事があって、その時に、下請けIT企業の一番立場の弱い塩漬けマンに「お前行ってこい」と、完全に業務範囲外なのにド田舎の工場に行かされて、工場の人が「あ・・・俺がゴネたせいで下請け会社の若いのが身代わりでこんな田舎まで来たのか・・・」と罪悪感を感じて、お酒とか連れてってくれて、工場側のキーマンと仲良くなったりしてたからです。
尚、その工場もパワハラは日常茶飯事で、パワハラなら良い方で、10年前は暴力が当たり前でパートの時給2000円以上なのに、地元の人が誰も応募してこないブラック工場でした。
そんな酷い会社でも、投資家の間では超優良企業なのです。

なので、塩漬けマンは以下の投資家が苦手です。
・会社が好きだから株を買っていると言っている投資家
 →嘘つくな!金儲けしたいだけだろ。本当にその会社が好きだったらバイトでいいからその会社で働け。三日で嫌いになるから
・会社に恋しちゃって妄信してる夢見る投資家
 →配当を基準に本質的価値(ファンダメンタルズ)を計算して割安な場合を除いて、ちゃんと恋から冷めて売り時を逃すなよ

株で市場平均以上に勝つには、レバレッジを掛けるか、本質的価値を無視して株を買わなければならず、愚か者にならなければならないので、塩漬けマンは自分の事を投機家と名乗っている次第です。
なのに、今はそういう銘柄をショートで利益を出そうとしているので、投資家になっちゃっています(´・ω・`)ショボーン

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