7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算銘柄の上期決算発表ですが、それも8月中旬にほぼ終了となりました。その結果をみると新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい決算となる企業が目立ちました。しかし、減益となった銘柄のなかにも期待を上回ったものもあります。

投資のヒント
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そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に上期の営業利益は減益だったものの、コンセンサス予想を10%以上上回ったものをピックアップしてみました。例えばガンホー・オンライン・エンターテイメント(3765)では上期の営業利益が前年同期比で40%近い減益となりましたが、コンセンサス予想の2.6倍の水準となっています。また、クラレ(3405)でも上期の営業利益が30%近い減益となりましたが、コンセンサス予想は30%近く上回っています。

上期は減益となったもののコンセンサス予想を10%以上上回った12月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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