【漫画】1分で泣ける!多くの死を救えなかった消防士が「涙した理由」
自分を責めすぎる、真面目な日本人気質のあなただからこそ読んでほしい物語
東日本大震災から9年以上が経ち、新たに始まる3.11の物語を、仙台にすむ新人漫画家・ヤマモトヨウコさんがつむいでいる。
転勤で住み始めた東北で感じた「まだ終わっていない東日本大震災」。愛する人を東日本大震災で失い、毎日自分に「彼を思い出す」というテストを課している女教師を描いた4ページは、200万PVの大反響となった。
大反響の理由を、担当編集者はこう語る。
「200万PVは、ヤマモトさんともども本当にありがたい気持ちでいっぱいになりました。ヤマモトさんが感じた一瞬を、4ページで切り取っている作品なので、深く深くわかりやすくわかりやすく描くには、どうしてもページに限りがあります。そんななかで、たくさんのひとがこの作品を読んでくれたことは、とてもうれしいことでした。
東日本大震災では、2020年6月10日現在、15899人の方がなくなり、2529人の方が行方不明のままです。いまだに4万4346人が避難しており、まさに誰の責任でもない災害のおそろしさを感じます。
ヤマモトさんが今回切り取りたかったのは、真面目な人ほど、自分の責任でないことに責任を感じてしまって、そこから抜け出せなくなってしまうということ。当時、たくさんの人の命を救った人が、救った人数より救えなかった人数を数えて、今も苦しんでいるということを、取材の過程でよく聞いたそうです。
今コロナ禍でわたしたちの生活は大きく変化を余儀なくされています。命にかかわる出来事も多く起こりました。1万年以上人間と戦っている巨大なウィルスを前に、どうしようもないことで、自分を責めてしまっているひともたくさんいるように感じます。
責任感が強い、自分にもっとできたのでは……?と思うひとこそ、どうぞどんどん楽になってもらえれば! これは責任感が強い日本人のかたすべてに捧げる4ページです」
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作者紹介
ヤマモト ヨウコ
京都府出身。現在、転勤で仙台在住。初連載に緊張中。豆柴太をよろしくお願いします! https://twitter.com/YY0905