2020年4月7日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

米ドル/円に関しては、売り材料が出ても下がりきらず、下値がだいぶ固くなっているようだ。米国の雇用統計や新規失業保険申請件数など各指標をみても内容は非常に悪く、米国の経済は失速中。だからこそ、ドルを売ってしまうのだが、ショートになっても下がらない、そして結果的には上のストップを引っかけられるというパターンで上昇してきたという流れ。米ドル/円の上値109.85~110.00円は非常に重たいゾーンだが、この109.85円付近は日足の雲(非常に薄いが)のレベルとなっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円のここからは、先週の戻り売り戦略から一転、押し目を買っていきたい。本日7日(火)は108円のミドルにかけて買い場を探し、ミドルを割れたら一旦切って108.30円以下で買い直しという形で臨みたい。どうしても売りから入りたくなってしまうところだが、流れが変わってきているため、注意が必要。今週の米ドル/円予想レンジは106.50~109.85円。押し目買い戦略に転向で臨みたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。