保有する株式を貸し出して金利を得ることが出来るという「貸株サービス」について、私は保有株については貸株の設定をしておらず、サービスを利用していません。

貸株については、証券会社で今まで通り株式を保有しているだけで、場合によっては年1%以上の金利収入が得られたり、株主優待はこれまで通り受け取ることが出来るようになっていたりと、証券会社のホームページ上ではメリットばかり強調されていますが、1点大きな問題があります。

貸株サービスを利用している間の企業からの配当金が、配当金としては直接支払われずに、証券会社側から配当金相当額が投資家に支払われる仕組みとなっており、この「配当金相当額」および「貸株による金利収入」は税区分としては雑所得となり総合課税となります。

そのため、「配当金相当額」や「受取金利」は、その年の株式売買や、過去3年内で譲渡損失が出ていたとしても損益通算できず、税制上の節税のメリットを享受できません。

また、人によっては総合課税として年収に合算されることによる税制上の不利益が生じる人も出てくると思います。

私は「貸株サービス」で金利収入を得られるというメリットよりもデメリットのほうが大きいと判断しており、今後もサービスを利用しない予定です。

<参考>「配当金相当額」は雑所得になるという注記(SBI証券のHP)
chushaku


証券会社が推奨するサービスに関しては、メリットばかりが強調されていたとしても、どこかに落とし穴が無いか、疑ってかかったほうが良いかもしれません。

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