仮想通貨政策で何を優先させるか?この点に関して様々な見方があるだろう。しかし7月21日投開票の参議院議員選挙で我々が直面しているのは、それ以前の問題だ。

「国会から仮想通貨の話題そのものが消えてしまうかもしれない」

もちろん仮想通貨の話題が散発的に出る可能性はある。「フェイスブックのリブラをどうするのか」、「ビットコインはまたバブルか」、「またハッキングが起きた」など、その時々の流行りについて場当たり的に話す国会議員はいるかもしれない。

しかし、我々に必要なのは本格派だ。気まぐれ議員ではない。仮想通貨・ブロックチェーンの可能性を信じて普段から研究を重ね、信念とロジックを持って政治を動かす。仮想通貨の未来を信じる我々にとって、そんな国会議員が必要なのではないだろうか。

これまでの国会では、日本維新の会の藤巻健史議員がその役割を果たしてきた。仮想通貨の税制を中心に、安倍首相、麻生大臣、日銀の黒田総裁、国税・金融庁の役人と何度も激論を交わしてきた。今回、もし藤巻氏が再選しなければ、国会から仮想通貨に関する本質的な話が消えてしまうかもしれない。我々は、ここに危機感を持たなければならない。

仮想通貨業界には様々な立場の人がいる。対立する人々もいるだろう。コミュニティ同士のライバル争いもある。また、藤巻氏の政策に賛同しない人もいるかもしれない。しかし、この業界にいる人は誰でも仮想通貨の未来を信じているという点で心は一つなはずだ。何から始めるべきか、何をすべきでないか、何が差別化になるか。これらは大いに議論すべきだが、この際二の次だ。

「国会に仮想通貨の火を灯し続けよう」

トレーダー、エンジニア、弁護士、メディア、スタートアップ、規制関係者、これから本格参入を狙う大手企業、そしてこれから仮想通貨を始める全ての人。今回の参議院選挙では、「国会に仮想通貨の火を灯し続けよう」の一点で一致団結する必要があるのではないだろうか。そして、そのための選択肢は藤巻氏に投票することではないだろうか。

「国会に仮想通貨の火を灯し続けよう」。全てはそこからではないか。

コインテレグラフ日本版編集部は、藤巻健史氏を支持する。

圧勝が必要

参議院議員選挙で藤巻健史氏は当選するだけではだめだ。「圧勝」しなければならない。仮想通貨支持者からの大量の票という明白な民意を国政に持ち込む必要があるからだ。その時、今まで仮想通貨をバカにしていた国会議員は焦るだろう。「仮想通貨でこんなに票が取れるのか」と。

前回の参議院比例区(2枚目の投票用紙)で「藤巻健史」と書いた人は、3万3237人だ。単純計算で、今回ここから増えた分だけが「仮想通貨票」になるだろう。

「署名投票と同じ」と藤巻氏はよく話す。圧倒的な署名の数を国会に送りつけよう。

(議員会館で仮想通貨の夢について語る藤巻議員)

若い仮想通貨支持者よ、投票に行こう

「仮想通貨の藤巻さんですよね?」

藤巻氏は、街頭演説で若者からよく声をかけられる。今回の選挙でとりわけ藤巻氏が感じているのは、若者からの熱量の高さだ。

閉塞感漂う日本経済。社会のレールに乗って大企業に新卒一括採用されれば人生安泰という時代ではなくなってきている(むしろ老後2000万円問題、終身雇用の崩壊などから社会のレールの根幹が崩れ始めている)。かつて日本企業は世界の時価総額ランキング上位の常連で、米国企業を圧倒していた。今は、トップ10どころか、トップ20、30に日本企業は1社もない。今の若者たちが日本で生きていて希望が持てなくなるのは当然だ。

もう、日本にいては夢は見られないのか…?

「仮想通貨には夢がある」

仮想通貨で人生の一発逆転を夢見ることができるだろう。これは決してギャンブルを推奨するわけではない。マーケットの情報収集や分析など自らの努力の対価として仮想通貨で利益を得ることに何の問題もない。むしろ、その努力は高く評価されるべきだ。米CNBCなど本格的な経済メディアの仮想通貨に対する視線は、劇的に変わってきている。伝統的な金融市場を牛耳るベテランアナリストより早く独自の仮想通貨分析法を確立できたら、それこそ表彰ものだ。

また仮想通貨と表裏一体の技術であるブロックチェーンを使って新たな事業を立ち上げる起業家もいるだろう。そして「自由」や「独立」への思いをビットコインに込める社会派も良いだろう。

夢の形は様々だ。

「夢が現実になるとは限らない。しかし、夢は持ち続けなければならない」

藤巻氏は、日本のバブル経済について「いき過ぎた反動はセーブしなければいけない点はあった」としつつも、「あの時はみんな朝起きると『儲けるぞ』と高揚しながら会社に行った」と振り返った。

「今日も儲けるぞ」ーーー。今の日本でこのような感覚を持って会社に向かう人はどれだけいるだろうか…。

藤巻氏は次のように語った。

「『ダメかもしれないが、チャンスがある』というのは、全然人生観が違うわけですよ。達成できないかもしれないが、夢があるのとないのではえらい違いだ。自分たちが逆転できる人生がそこにはあると知ることが大事だ」

「そんな中、50%税金取られちゃうようじゃ夢はないじゃないか」。藤巻氏は再選したら引き続き仮想通貨の税制改正を進めていく予定だ。

若者よ、心の中で藤巻氏を応援するだけではダメだ。7月21日は、投票に行こう。

仮想通貨の夢を持つ若者、ブロックチェーン技術に興味がある若者、世の中に行き詰まりを感じる若者、自分を変えたい若者、もう国や大企業に頼らないと決めた若者、自分の人生は自分で決めると決心した若者、そして新しい時代に期待する全ての若者よ、投票に行こう。

投票方法

投票用紙は2枚ある。2枚目の投票用紙に「藤巻健史」と書こう。藤巻氏の政党名「日本維新の会」ではない。藤巻氏の名前を書こう。投票は、全国どこからでもできる。

圧倒的な仮想通貨票で国を動かそう。

そして、仮想通貨で日本経済を復活させよう。

 

藤巻氏が再選したら期待できる政策はこちら。
【参院選と仮想通貨】藤巻氏、税制改正で有価証券取引税の提案も再選後の計画を明かす
【参院選と仮想通貨】藤巻氏、仮想通貨ETF承認に向けた戦略を明かす
【【参院選と仮想通貨】日本がリブラで世界から取り残される可能性も? 藤巻氏が税制面での課題を指摘

この他、藤巻氏今回の選挙で仮想通貨税制に関する政策では、「1.最高税率55%の総合課税から20%の分離課税へ!」、「2.損失の繰越控除を可能に!」、「3.仮想通貨間の売買を非課税に!」、「4.少額決済を非課税に!」の4本を柱に掲げている

さらに藤巻氏の仮想通貨・ブロックチェーンへの考えを知りたい方はこちら:

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