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カテゴリ:株式投資全般
さて今日は株式投資本オールタイムベストシリーズです。第83位は、
生涯投資家(村上世彰著、文藝春秋) です。 「村上ファンド」の運営者だった著者が沈黙を破って、自分が目指してきたもの、やろうとしたことを赤裸々に語ったベストセラーであり、我々投資家界隈でも大きな話題となりました。 私も出てすぐに読みましたが、率直に言って「全体に綺麗事が多い。極めて頭の良い方なので一切嘘は書いていないだろうが、真実に対して一定方向からの偏光した光を当てて文章を紡いでおり、本当に大切な、クリティカルな事をぼかして、隠して書いている。」と感じました。 ただそれでも日本の株式市場に大きな足跡を残した方ですし、勿論素晴らしい部分も多くありましたし、更に日本人著者による投資本には良い本がまるで「砂金」の如くに世の中に非常に少ないことも考慮して最大限に評価し、今回この順位での満を持しての登場となりました。 今日は初回ですので、まずは目次を見ておきましょう。はじめに と 村上氏の投資術を語った第2章 が特に素晴らしいと思います。ただそれ以外は読み物としては面白いものの、投資家としての視点で見ると残念ながら「輝くところ」はほんの僅かでした。 それでは次回から、この話題になったベストセラーのベストオブベストの部分だけを一緒に見ていきましょう。(続く) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
Jan 13, 2019 09:11:11 AM
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