ベネズエラの官製仮想通貨ペトロが仮想通貨取引所6ヶ所で上場する。一部ではすでに販売を開始しているようだ。地元ニュースのナショナル・デジタルの引用しBitcoin.comが19日伝えた

ベネズエラ政府が、Cave BlockchainやCryptiaなどペトロを販売するという取引所6カ所を承認した。6カ所の取引所の中ですでに販売をし始めたところもあるようだ。ニコラス・マドゥロ大統領は以前、16カ所の取引所にペトロ販売を許可し、10月17日から販売開始の意向を示していた。今月実施した演説では、ペトロは世界で最もパワフルな取引所6カ所で取引可能になると強調していた。

Cryptiaのウェブサイトを見ると、ペトロのページが作られている。仮想通貨ビットコイン(BTC)建の取引ペアはイーサリアム(ETH)、ダッシュ(DASH)、リップル(XRP)となっているが、取引高はゼロだ。他の取引所は「ベネズエラ政府承認済み」「ベネズエラで規制された取引所」などの説明書きがあるという。

政府はペトロの新たなホワイトペーパーを今月発表したが、それが仮想通貨ダッシュのものと酷似していると話題になった。また、ホワイトペーパーでは、ペトロは石油のみに裏付けられていないことも明らかになった。内訳は石油が50%、ゴールドが20%、鉄が20%、ダイアモンドが10%となっている。