おはようございます。

昨日のNY株式市場は反落。朝方発表された経済指標は7月小売売上高、8月NY連銀製造業景気指数など概ねコンセンサスを上回る結果となり、トルコリラに関しても落ち着いて推移していたものの、「米国との報復合戦によるトルコや中国の景気後退リスク」を建て前に売りが先行。百貨店大手メイシーズや中国テンセントの決算悪、在庫増加による原油急落などもリスクポジションの巻き戻しを加速させて一時24,965ドル(−334)まで下値を切り下げた後、引けにかけては下げ幅を縮小。

個別ではシェブロン、キャタピラー、ボーイングが軟調。ナスダックも急反落。メイシーズの決算悪に連れ安したシアーズが急落した他、ネットフリックス、グーグル、半導体関連が軟調に推移。日経先物も一時21,840円まで下落。

NYダウ 25,162ドル −137、ナスダック 7,870 +51
米10年債  2.864% −0.031、NY原油 65.01 −2.03
為替 110.71円/ドル、日経先物 21,990円 −190

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□ 本日の展望 : 売り優勢 ± 外部環境
NY市場でのリスク回避ムードに追随した軟調スタート後、引けにかけても「実需筋の買い見送り機運、リスク回避売り」を重石とする弱気優位の展開へ。上海株の軟勢と先物での仕掛け売りがセットになる場合には8/13安値(21,851円)割れも視野に。想定レンジは21,800〜22,100円。

★ 本日の戦略 : マイナス方向のリスク志向に警戒!
トルコリラの急落に一旦の歯止めがかかる中での「米債券買い・NY株売り」が、世界的金融資本によるマイナス方向へのリスク志向 = ショートポジションでの利益探求 → 日本株の下押しリスクを高めています。

別角度から・・・、NY株はお伝えしてきたように「MACD陰転からの日柄の浅さ」を背景とする調整余地を内包していたため、昨日25,000ドル付近までの下落は良識的な推移と判断。ただし、日経先物は7月のNY株高トレンド中に伸びを欠いており、個別に至ってはテクニカル悪化も顕著だったことから「目先のNY株安への過剰反応リスク」が警戒されます。

よって、リスク許容度に応じた余力確保、事前指値による手仕舞い条件の徹底を中核とするディフェンス重視策を延長。ストレス玉の処理がお済でない方は株価を選びすぎずに大胆に売却。

その上で、攻撃可能枠に関しては、決算ピークアウトによる物色の正常化を念頭に、★☆Sラボ4銘柄を中心にターゲットと条件を絞った仕込みへ!
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『 守りは素早く、攻めはじっくりと! 』

では 本日もよろしくお願いします。