2018年6月22日12時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

今週は、週初から米中貿易摩擦の過熱ぶりが焦点となっている。19日(火)には、上海株が3000ポイントを割り込み、2016年9月以来の安値水準まで下落。これにつれて、コモディティも下落し、資源国通貨である豪ドルや加ドルも軟調推移となっている。NYダウは、昨日21日(木)まで8日連続の下落となっており、唯一上昇していたナスダックも下落してきた。日経平均も先物を中心に反落するなど、全体的にリスクオフムードが広がっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米中貿易摩擦が貿易戦争へ発展すれば、グローバル経済は収縮し、株にもマイナスとなる。特に中国株へのダメージが大きく、通貨の中では中国との関係が深い豪ドルの下落に注意が必要。株の軟調さを横目に、特に豪ドル/円の下値余地が拡大しており、戻り売りスタンスで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。