大地震で「エレベーターに閉じ込められる人」が意外と多いという現実

最新のエレベーターでも閉じ込められる

2011年3月11日、戦後最大の自然災害となる東日本大震災が発生した。あれから13年、令和6年能登半島地震をはじめ何度も震災が起きている。

しかしながら、これから起きうる大きな自然災害(首都直下地震、南海トラフ巨大地震、富士山噴火)について本当の意味で防災意識を持っている人はどれほどいるだろうか。

もはや誰もが大地震から逃れられない時代、10刷ベストセラーの話題書『首都防衛』では、知らなかったでは絶対にすまされない「最悪の被害想定」が描かれ、また、防災に必要なデータ・対策が1冊にまとまっている。

エレベーターに閉じ込められる

巨大地震が発生したとき、恐怖のひとつに「閉じ込め」がある。

たとえば、エレベーターで閉じ込められたとしたら……。

〈震源に近い地域ではP波のあとにS波が伝わる間の時間が非常に短くなるので、速報が強い揺れ(S波)の到達に間に合わない場合がある。

高確率での発生が予想される首都直下地震でも、避難はおろかP波に対応して最寄り階に自動停止する「地震時管制運転装置」が付いている最新のエレベーターでもエレベーター内に閉じ込められる事態が発生する可能性がある。〉(『首都防衛』より)

最新のエレベーターだったとしても閉じ込められる可能性があるというのは恐怖かもしれない。

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