2024.04.24

いま中国で「無差別殺傷事件」が続発している!「暴走車が人をはねる」「幼稚園や学校を襲撃する」…習近平「報復社会」の最悪な未来

中国で相次ぐ「社会への報復」

中国で暴走車が市民をはねる事件が相次いでいる。3月19日だけでも北京、遼寧省、浙江省で3件も発生し、不穏な空気が漂っている。

こうした事件は近年、急速に増えている。2021年5月、大連市では乗用車が横断歩道をわたっていた歩行者に突っ込み、4人が死亡、3人が負傷した。逃亡のすえに逮捕された運転していた男は33歳だった。

2023年7月には、広東省では刃物を持った男が幼稚園を襲撃した。6人が死亡し、うち3人が子どもだった。こうした幼稚園や学校を襲撃する事件は2010年ごろから増え続けているというが、深刻さを増している。

中国では、奇妙な事件が相次いでいる Photo/gettyimages
 

BBCのルパート・ウィングフィールド=ヘイズ氏はこうした事件を解説して、「犯人はほぼ全てのケースで男性で、最大限の怒りを引き起こすのが目的だった」と書いている。そのうえで、多数の人を標的にした襲撃事件を中国人は「報復社会(社会への報復)」と呼んでいると伝えている(BBC NEWS JAPAN 2023年7月11日付 電子版)。

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