2024.04.24

いま中国社会でひろがる「経済無策」への憎悪…!大量失業で火薬庫と化す若者たちの「地味婚」と「スリッパ通勤」の悲惨な実態

若者たちの怒り

中国では、若者の失業率が高止まりしており、就職難が際立っている。

前編「いま中国で「無差別殺傷事件」が続発している!「暴走車が人をはねる」「幼稚園や学校を襲撃する」…習近平「報復社会」の最悪な未来」でもお伝えしたように、中国では今、暴走車が市民をはねる事件が相次いでいる。

日本で起きた「秋葉原通り魔殺人事件」(7人が死亡)を彷彿とさせるような事件ばかりで、多数の人を標的にした襲撃事件は「報復社会(社会への報復)」と呼ばれている。

不穏な空気が社会に広がっている…Photo/gettyimages
 

16~24歳(若者)の失業率は15.3%にのぼっている。全体の失業率(5.2%)に比べて若者の就職難は際だっている。

不動産業の低迷のせいで中国経済は内需不足に悩んでいるが、先行きが不透明なため企業は採用拡大に慎重になっており、そのあおりを若者がもろに受けているのだ。

若者の怒りは、習近平国家主席にとって放っておけない問題になるだろう。

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