2024-04-21 11:12 | カテゴリ:雑談
最近アクティビストとか物言う株主が流行ってますが腑に落ちません。

まず大前提として、投資家(機関・個人限らず全て)が自らの利益を追求して行う株主提案は短期だろうと長期だろうと間違っていると思います。
・増配しろ
・自社株買いしろ
・資産を売って株主還元しろ
※持ってた方が良い資産まで売れというアクティビストもいる

会社は従業員がいなければ成り立たず、彼らへの還元より投資家への還元を優先するのは倫理的におかしいからです。
※私個人の倫理観
やるなら、従業員が満足して働ける環境を作った後。
従業員は会社都合でリストラすらされる弱い立場ですから、弱い者ほど一番優先されるべきです。
※ただし会社が気に入らなければ簡単に辞めれるので責任がない従業員程優先順位は下がる
次に優先されるのは会社を頑張って運営している経営陣。
最後に株を買って金儲けしか考えていない投資家。
要は、自分の金儲けしか考えていない投資家は会社の経営に口を出すなって事。

ただし、上記は長期(株主提案から10年以上保有)でその会社を応援するつもりの株主の場合はギリギリOKかな。
私は時間もリスクと考えていますから、10年という途方もないリスクを背負うならそれなりに恩恵があってしかるべき考えるからです。
株主提案で増配や自社株買いをさせて、したら売り抜けるとか論外!!

次に機関・個人・短期・長期関係なくやった方がいい株主提案もあります。
・会社がコンプライアンス違反をしているのを正す
・会社が不当に投資家に損をさせている
・会社の成長に資する
・従業員に恩恵がある
※例えば古い会社だと持株会とかで全従業員がそれなりに株を持ってたりします。そういう会社に自社株買いを提案するのは従業員・投資家双方に利益があり会社も株価が上がるので全員に恩恵があるかなって思います。

投資家は基本的に、金で株券を買っただけで苦労せずに会社から金を頂く(逆に損するリスクは背負ってるけど)存在です。
だったら、そのお金を苦労して稼いでいる従業員・経営陣が満足してから、最後に投資家に回すべきです。
※ただし、「投資家は俺の財布」「上場したのは俺(創業者)が金儲けするため」「市場からいくらでも金を合法的に盗れるから上場した」という経営者が沢山いますが、そういうのは論外で、実際投資家も馬鹿ではないのでそういう会社の株は下がり続けています。

最近、投資ブームで投資は素晴らしいという雰囲気になっていますが、投資の目的は自分の金儲けであり、インフレする世界では資産防衛のためやるのが当たり前なだけであって、良い悪いという価値観で語られるものではないです。
専業の個人投資家に至っては生産性0で何も社会に貢献していない(してるとしたら市場に流動性をもたらしているだけ)ので法律違反をしていない分だけ泥棒よりまし程度の仕事です。
※発行済みの株式を売買しているだけでは会社の利益にもならないですし。増資を引き受けたとか社債を買ったとかなら会社に利益をもたらしてますが
従業員が得るはずの利益まで株主提案で奪うのは泥棒と同類になってしまいます。

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