2024.04.20
# 格差・貧困

いつの間に複数のことが考えられなくなった大藪春彦賞作家…それでも頭に文章が浮かんでくる小説家としての癖(へき)【「鶯谷」第十九話#1】

出版不況の波に揉まれ、生活もままならない作家の赤松利市氏。最近は頭が混乱することも多くなった。しかし、小説家としてのポジションを諦めることはできない。当たり前だ。

宅急便と宅配便

体重が激減した。
特にダイエットを心掛けているわけではない。

食慾が沸かないのだ。
半年前に比べると20キロ近く落ちている。
以前は、吉野家さんとか松屋さんで大盛ご飯を食べるのが当たり前だった。

ちなみにどうでもいいことであるが、吉野家さんでは牛丼と呼称し、松屋さんでは牛めしと呼称する。
宅急便と宅配便の違いであろうか?
宅急便はクロネコヤマトさんが商標登録している用語であり、その他の小口運送会社は宅配便という用語を使っている。
いまではどちらの運送会社に限らず、一般の人には宅急便という呼称が浸透しているようであるが。

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そんなことより私の食慾問題である。
以前は大盛ご飯が当たり前であったが、実のところかなり無理をした選択だった。

私は基本一日二食だ。
執筆中は食事をしない。
執筆を中断したくないからであり、空腹も覚えない。
必然として執筆後にはかなりの空腹を覚える。
遅めの朝食(あるいは早めの夕食)には大量のご飯を食べる。

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