スイス証券取引所SIXは、米サンフランシスコ拠点で取引プラットフォームを開発するOminiexとの連携発表した。2月25日にプレスリリースで述べた。SIXはOmniexの株主にもなる。投資額は公表していない。

今回の連携は、SIXとそのクライアントに仮想通貨やデジタル取引所へのゲートウェイを提供するためのものだという。またSIXが公開予定のSIXデジタル取引所(SDX)も範疇だとされる。

SIXの取締役会のメンバーであるトーマス・ジーブ氏は、同取引所は「市場における仮想通貨へのアクセスのニーズ」を認識し、「我々の新たな連携が、金融業界の信頼できるパートナーとしてSIXを通じたひとつの標準化されたセキュリティゲートウェイを提供する」と述べている。

OmniexのCEOで共同創設者のフー・リャン氏は、今回の連携で、「SIXデジタル取引所(SDX)を含むデジタル資産の取引および決済向けエンド・ツー・エンドのソリューション」を生成する計画だと述べている。

またOmniexの幹部は「スイスのマーケットが法律や規制の採用においてほかの主要な金融市場をリードとしている」と述べ、仮想通貨を巡るスイスの規制の在り方を称賛している。

2020年に予定されているSDX

SDXは昨年9月にプロトタイプを公開し、セキュリティトークン発行や決済についての実証実験を行っている。SDXは「イニシャル・デジタル・オファリング」を2020年中ごろに公開する計画で、その後、SDXの正式なローンチをは2020年第4四半期に予定している。

翻訳・編集 コインテレグラフジャパン

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