日経平均¥24,000台は売り勝負!?:1月17日(金)後場

日経平均¥24,000台は売り勝負!?:1月17日(金)後場

日経平均株価¥24,041(△¥108)

昨日の$267高を信じるか、疑うか・・・それだけの相場・・・

後場の相場概況

米国ダウに追従する形は変わらないけれど、ザラバでは個別株を物色する動きになり、結局は日経平均も押し上げてしまうという、相場展開が続いている。基本的に、米国市場では売り材料が切れてしまって、利食いの理由が見当たらないということが、最高値更新の理由だと思う。

だから日経平均のように極端な値動きに成らずに、ジワジワと上昇を続けると言う、極めて強い相場になってるわけ。けれども日本市場の場合には、相変わらず海外勢のやりたい放題相場なので、まともに株式投資ができるような相場に成っていないと感じるね。

売りでも、買いでも、この相場でまともに勝ててる投資家は、本当に凄いよね。

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たとえば、今日の株価。日経平均¥24,000に乗せた原因の中に、日本市場のファンダメンタルズなんか皆無。個別では、証券のレーティングとかいろいろあるだろうけど、相場全体の地合いを引き上げる理由がない。

にもかかわらず、米国市場が上昇しているからドル円が円安方向に動き、だから日経平均が上昇するという相場の気持ち悪いこと。

いつまで続くのだろうねぇ・・・こんな相場が!

後場の取引とポジション

8306 三菱UFJ ¥582.6(△¥7.1)
空売平均)¥582.2×141000(含み損¥56,400

日経225主力銘柄に陰りが見え始めてくる頃、元気になるのがメガバンクと商社という図式は相変わらず。年末から日経平均の上昇にまったく逆行していただけに、なんとも言えない株価の動き。

ただ、今回の大陽線は、俺には所謂戻りの「化け線」に見えたんで・・・。板は非常に強かった。ということは感覚だけで売ったということ!?

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8604 野村 ¥568.3(△¥5.9)
空売平均)¥569.1×60000(含み益¥48,000

野村は昨日の大陰線が十字線を孕んだ形。これは御世辞にも強いとは言えない。もしも、大口が日経平均の上を見てるならば、陽線で切り返しただろう。

その辺をヒントにUFJも売ったんだが・・・。


6758 ソニー ¥7,924(▲¥12)
空売)¥8,002×2000(含み益¥156,000
空売)¥8,001×2000(含み益¥154,000
空売)¥8,000×8000(含み益¥608,000

週末、ソニーの株主は、利食いに走った。この先はどうなるか分からないけれど、この形で高寄りしたら売りたくなるのはプロでもアマでも同じ。そしてその売り玉をキャッチできたならば、何かを材料視してるのだろう。もちろん、相場が終わりと言うことではなくて、揉み合いの中での値動きに過ぎないと思うが・・・。

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9984 ソフトバンクG ¥4,881(△¥9)
空売)¥4,899×4000(含み益¥72,000
空売)¥4,910×3000(含み益¥87,000
空売)¥4,915×5000(含み益¥170,000
空売)¥4,918×5000(含み益¥185,000

ソフトバンクGの解釈は2通り。一つは仕手化させた大口が冷やした、そしてもう一つは、解体を始めた。多分可能性は5分5分だと思うけど、ならば今夜のダウをどう見るかだけだよな。


7270 SUBARU ¥2,857.5(△¥117)
空売)¥2,850.5×5000(含み損¥35,000
空売)¥2,852.0×5000(含み損¥27,500
空売)¥2,853.0×3000(含み損¥13,500
空売)¥2,854.0×3000(含み損¥10,500

唖然とさせられる買い!魔物全開!でも、容赦なく問答無用で買いあがったザラバを見てて「ショートカバー?」という感じがあったから、敢えて勝負!(いつもこの調子でやられるけれど 苦笑)

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7201 日産 ¥634.8(△¥9.5)
空売平均)¥634.1×65000(含み損¥45,500

何に期待して戻っているのか今一つ分からない日産。業績も今後の経営方針も遅々として具体策もなしで、それで底打ちというのだから、金融相場は恐ろしい。

見極めが早くなるからね。買い方に根拠がないならば、根拠なく売り向かってもいいか、みたいな天の邪鬼ポジションだな。


本日の収支(前場・後場合算):変わらず


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後場の独り言

とうとう日経平均は、他力で!?¥24,000台に復帰した。日本市場で株式投資をやるのに、結果が海外勢によって左右されているということが、最近バカバカしく思えてきてる。そうした傾向は、投信とか先物とかが本当に増えてきて、相場全体をまとめて取引する傾向が強くなってることも要因だろうけど。

俺みたいに、個別株しかやらない投資家は、ますます旗色が悪くなってきて、まともに銘柄調べもする気になれなくなってきたよ。

でもね、こんな相場でいいのか?って最近シミジミ思う。

このブログに「師匠の教訓」というコーナーがあるけれど、最近書けないのは、基本の前提が著しくズレてきてるから。個別株の需給を書いても、今の相場では通用しないパターンが多すぎるしね。少なくとも師匠の時代には、考えられない状況だと思う。なので、役に立たないなら書いても仕方ない、みたいな部分が理由です。

もう少し、ファンダに素直な相場に成ってくれないと、本当にやる気が失せてしまうよ。

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